5.ブリーディング・スティール(仮)
ジャッキー新作第5弾は本格的なSF初挑戦となる『ブリーディング・スティール(仮)』。
この作品もすでに昨年中に撮影を終えており、本年12月に中国公開が決定しています。
まだ情報は少ないのですが、個人的に多大な期待を寄せている作品だったりします。
その期待感のキッカケとなったティーザートレーラーが公開されてます。
いかがでしょうか。期待せずにはいられない何かを感じます。
ここで未確定ですがわかっている基本情報を見てみましょう。
タイトル | 『ブリーディング・スティール(仮)』(邦題) 『Bleeding Steel』(英題) 『機器之血』『机器之血』(漢題) |
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製作国 | 中国 |
撮影時期 | 2016年7月末~2016年10月17日 |
公開 | 2017年12月22日(中国) 未定(日本) |
スタッフ | 監督・脚本:張立嘉(チャン・リージャー) 製作:成龍(ジャッキー・チェン) |
出演 | 成龍(ジャッキー・チェン) 羅志祥(ショウ・ルオ) 歐陽娜娜(Nana/ナナ) 夏侯琪譽(スン・ホンタオ) Callan Mulvey(カラン・マルヴェイ) Tess Haubrich(テス・ハウブリック) Damien Garvey(ダミアン・ガーベイ) Temur Mamisashvili(テマー・マミサシュビリー) John Jumane(ジョン・ジャメーン) Brahim Achabbakhe(ブラヒム・アチャバクフ) Aaron Scully(アーロン・スキャリー) Sammy The Dwarf(サミー・ザー・ドウォーフ) David Torok(デイビット・トロック) Anthony Gavard(アントニー・ギャバード) Jake Buratti(ジェーク・バーラッティー) Brooklyn Allan(ブルクリン・アラン) Michael McHugh(マイケル・マクヒュー) Murray Clive Walker(マリー・クライブ・ウォーカー) |
ストーリー | 特警林东的女儿Nancy濒临死亡,通过在血液中输入神秘物质的方式侥幸存活。然而,多年后一本关于血液秘密的小说《机器之血》出版,邪恶势力开始关注这本小说和关于血液的秘密。Nancy成为多方争夺的对象,林东想要保护女儿必将遭遇很..血吸虫に入力神秘的な物質として、瀕死のSWATリン・ドングの娘ナンシーは生き残りました。血液の秘密についての小説「血のマシン」の長年の出版後しかし、悪の勢力は、この小説と血液の秘密に焦点を当てるようになりました。ナンシーは、多くの点で競合の対象となった、リン・ドング彼女の娘は、多くの困難に遭遇するバインドされている保護したかったです… |
公式で発表されているポスターは今のところ↓の2点。
和訳に自信が無いので原文まま載せちゃいました(汗)。なんとなくは理解できるんですけどね。
それにしてもジャッキーの父親役増えてきましたねぇ。
私が特にこの作品が気になるのはSFという部分ではなくて、上の予告編を観た感覚でしかありません。
監督をはじめ、キャストも知らない人がほとんどでしたから。
それと、ジャッキーがこの作品に先駆けてプロデュースした作品
(詳しくは後述)の予告編が、これまた良さげだったので。
公式に発表されているスチルから4点をピックアップ↓。
本作はオーストラリア(シドニー)での長期ロケに加え、『ライジング・ドラゴン』以来4年ぶりに
台湾(台北)でのロケを敢行、中国(北京)でも撮影が行われたようです。
中国作品ながら、海外ロケがメインでスタッフやキャストもほとんどがアジア人以外みたい。
系統で言えば『レッド・ブロンクス』や『ナイス・ガイ』とかに近いでしょうか。
ただ、ティーザー予告やスチル以外の画像(↓)を見る限り、コメディ色は抑えシリアスな感じ。
パッと見では『香港国際警察/NEW POLICE STORY』が浮かびました。
それも私が本作に期待してしまう一因なのです。
そして本作のウリが、世界遺産にしてオーストラリアのシンボルである
“シドニー・オペラハウス”でのジャッキー・アクション!!
183メートルの高さを誇るオペラハウスの頂上でアクションしちゃってますよ(笑)
上の左下の画像なんか『プロジェクトA』で下を覗き込む姿を思い出しちゃいますね。
いやいや、これは公開時にも大きな話題となるのでしょう。
もちろんこれは世界初のことだとか。またジャッキー史に新たな功績追加です!
キャストではジャッキーの娘役を演じる歐陽娜娜(Nana/ナナ)に注目(上の画像)。
台湾で有名な美少女チェリストであり、女優としても活動している16歳です。
伯母は日本でも「ラヴ・イズ・オーヴァー」で一世を風靡した歌手の歐陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)。
ちなみに母親と姉も女優さんらしいです。
まだまだ情報不足ですが、とにかく楽しみな一本です!!
最後に本作の関連リンクを貼っておきます。
『ポリス・ストーリーREBORN』を観てきました。なんと今回は地元で公開されないんで隣県まで遠征です。まあ久々に隣県まで遊びに行きたかったんでいいかなと(楽しかった)。
それにしても日本の配給会社もなんでこんな邦題にしたんだか。まあ香港映画あるあるですけどね(今回は中国との合作だけど)。知らずに観た人は、なんだこりゃ?全然ポリス・ストーリーじゃねえじゃん!てなったことでしょう。一応エンディングで流れる主題歌がポリス・ストーリー・シリーズの主題歌の新バージョンではありますが。
今回のジャッキー映画はなんとSF。といっても舞台は現在(序盤は2007年でメインは2020年)で、宇宙人なんかも出てきません。僕はSFにくわしくないんで知らなかったんですが、バイオSFとかバイオパンクと呼ばれるジャンルらしい。しかし肝心なこのSF設定、特に敵の設定がもう本当にツッコミどころ満載です。細かく言い出したらキリがないんですが、特撮もチープでB級SFといった感じ。正直バカ映画と言われても仕方がない出来です。デザイン的にもパクり満載らしく、僕もスター・ウォーズかよ!(笑)と思ったところがあります。やっぱり香港映画(中華圏映画)とSFは相性が悪いなあ。
では、つまらなかったのかというと、なぜかこれが意外と面白かったんですよね。少なくとも去年の3作(『レイルロード・タイガー』『スキップトレース』『カンフー・ヨガ』)よりは面白い。ジャッキーのアクションが全盛期に比べてすっかりおとなしめになってるのは、もうずっと前からわかってることで、そこが面白かったわけではありません。じゃあ何が面白かったのか?と聞かれると自分でも答えに困るんですが、なんか観終わった時の感覚としては全体的には面白かったんですよ。映画サイトやTwitterを見ても賛否両論のようです。
ジャッキーの脇を固める俳優陣も良かった。若手イケメン俳優のショウ・ルオがコメディ担当で好演してる他、女優もジャッキー映画では久々に魅力的。娘役のオーヤン・ナナは可愛いし、部下役のエリカ・シアホウもショートカット美人でアクションもできて、これまた2人とも好演。ジャッキーも若手を育てることを意識してるのか、自分の出番を控えめにして彼らの出番を増やしてる感じがしました。ちなみにオーヤン・ナナは2000年生まれで撮影当時16歳。芸能一家に育ち、本業はチェリストで天才美少女と言われてるとのことで、欧陽菲菲の姪御さんだそうです。
要するにこの映画、SFとジャッキー以外の要素が面白かったということでしょうか。なんか身も蓋もない話ですが(笑)。でもまあとにかくなかなか面白かったです。
1か月遅れで地元でも公開されました。ひょっとしたら遅れ公開になるんじゃないかとは予想してたんですよね。まあ隣県まで遊びに行ったのが結果的に楽しかったから別にいいんですけど。
日本公開情報が出ました。
『ポリス・ストーリー REBORN』という邦題で、11月に公開だそうです。