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王羽/ジミー・ウォング【スター名鑑】

KungFuTube スター名鑑

王羽/ジミー・ウォング【スター名鑑】

プロフィール

【名前】
王羽
王正權(本名)/王正权
ジミー・ウォング
ワン・ユー
Jimmy Wang
Wang Yu
Jimmy Wang-Yu
【出身】
中国・江蘇省
【生年月日】
1943年3月18日
【年齢】
70歳(2013年7月現在)
【主な職業】
俳優・プロデューサー・監督

王羽/ジミー・ウォング【スター名鑑】

【著名な親族】
元妻:林翠/リン・ツイ(女優)
娘:王馨平/リンダ・ウォン(歌手)*林翠との子
妻:王凱貞(スチュワーデス)

60年代後半から70年代はじめにかけて、香港映画界のトップに君臨した元祖アクション・スター。東南アジアでは”天皇巨星”と謳われるほどの人気を博した。

張徹(チャン・チェ)監督の『片腕必殺剣』でトップスターの地位を不動にし、初監督作の『吼えろ!ドラゴン、起て!ジャガー』で香港映画初の百万人を動員する大ヒットを記録したと同時に、前人未踏の4年連続興行収入ランキングTOPを記録。功夫映画のパイオニアとなる。

しかし、ひき逃げ事件、黒社会との癒着、傷害事件、裁判沙汰など、数々のスキャンダルなどが後を絶たず、ブルース・リーの出現と時を同じくして台湾へ都落ち。その後も『ドラゴン武芸帖』や『片腕カンフー対空とぶギロチン』など個性的なアイデアでカルト的な人気を誇ったが人気の回復には至らなかった。

80年代以後は主にプロデューサー、実業家として活躍し、台湾・香港映画界に未だに絶大な影響力を誇る。90年代に入ってからは表に出ることは少なくなったが、近年は俳優として復活し、『捜査官X』や『失魂』で新境地を切り開き、その『失魂』では2013年台北映画祭において自身初となる最優秀主演男優賞を獲得している。

王羽(ジミー・ウォング)

略歴

1943年
中国江蘇省の裕福な家庭に生まれる。
1950年代
上海体育学院在学中、水泳大会で優勝。
1960~1963年
17歳の時、香港へ渡り、珠海学院へ通う。
その後、香港中文大学へ進学し土木建築科を専攻。61年~63年に水泳選手として水泳界のトップに君臨する。
1964~1966年
64年夏、試合中の乱闘事件により選手資格を剥奪されてしまう。
ショウ・ブラザースのオーディションを受け、5000人の中から見事合格(もう1名の合格者は羅烈/ロー・リエ)。 張徹(チャン・チェ)監督の『虎俠殲仇』で俳優デビューを果たす。(公開は66年)
1967年
この年主演した、張徹監督の『獨臂刀(片腕必殺剣)』がそれまでの香港興行収入記録を塗り替える大ヒットを記録。一躍大スターへと駆け上がった。
1968年
続いてこの年も張徹監督の『金燕子(大女侠)』が首位を獲得。
1969年
さらに『獨臂刀王(続・片腕必殺剣)』でもTOPを獲得(外国語映画除く)。3年連続で主演映画が香港映画のNO.1に輝いた。

この頃人気女優の林翠(リン・ツイ)と恋に落ちる。林翠には映画監督である秦劍という夫がいたが、離婚し王羽と結婚する。その後まもなく秦劍はショウ・ブラザースの宿舎内で首を吊り自殺した。
1970~1971年
剣劇映画に見切りをつけた王羽は、自らメガホンを取った初監督作品『龍虎鬥(吼えろ!ドラゴン 起て!ジャガー)』で新たにクンフー映画にも挑戦。前人未踏の4年連続興行収入ランキングTOP(外国語映画除く)を記録した。

この頃には香港映画界きっての大スターへと成長し、東南アジアでは”天皇巨星”と謳われるほどの人気を博し、「香港で最も稼げるスター」の地位を獲得。

そしてショウ・ブラザースを離脱したレイモンド・チョウ(鄒文懐)が設立した『ゴールデン・ハーベストへ移籍。日本の勝新太郎と共演した『獨臂刀大戰盲俠(新座頭市 破れ!唐人剣)』や 伝説的なカルト映画『獨臂拳王(片腕ドラゴン)』などを残す。

しかし、ひき逃げ事件、黒社会との癒着、傷害事件、ショウ・ブラザースとの契約を巡る裁判など、数々のスキャンダルによって香港を追放。台湾へと追いやられてしまう。
1971~1972年
台湾で自らの監督作品などを量産。『黑白道(ドラゴン武芸帳)』や 『驚天動地』などはなかなかの成績を残すも、大手のバッグボーンを失い苦戦を余儀なくされる。

さらに王羽が不在の香港に、新星ブルース・リーが出現。一夜にして香港中を熱狂させる大スターとなっていたことも王羽に追い打ちをかけた。
1973~1974年
ゴールデン・ハーベストに復帰。『冷面虎(冷面虎 復讐のドラゴン)』や 『直搗黃龍(スカイ・ハイ)』などが好成績を残す。
1975~1977年
再び問題を起こし、ゴールデン・ハーベストを離脱。再び台湾へ。
「杏花閣事件」の裁判などの影響で、国外へ出ることが出来ない王羽は、旧知である羅維(ロー・ウェイ)が設立した会社で『風雨雙流星(ファイナル・ドラゴン)』などに出演。他にも多くの作品に出演するがヒット作には恵まれず、人気の低下は加速していった。

またプライベートではこの頃、林翠と離婚。人気女優の林青霞(ブリジット・リン)と半年ほど交際している。

77年の『神拳大戰快鎗手』を最後に自らメガホンを取ることも無くなり、次第に出演ペースも鈍化していく。
1979年
この頃、急逝したブルース・リーに代わって大スターへと上り詰めたジャッキー・チェンに、羅維との契約問題が発生。移籍先のゴールデン・ハーベストと黒社会をも巻き込んだ大騒動に発展。羅維の依頼を受けて仲裁役となる。
1981年
自らは「劉偉民事件」など黒社会がらみのトラブルを数多く抱えているものの、仲裁役となったジャッキーチェンの契約問題が2年がかりでようやく終結。ジャッキー・チェンに対して大きな貸しをつくることとなった。
プライベートではこの年、スチュワーデスの王凱貞と再婚。
1982年
俳優としての活動は年1作程度の助演程度となっていたが、台湾を中心にプロデューサーやブローカーとして暗躍。
大きな貸しを作ったジャッキー・チェンを『プロジェクトA』撮影中の香港から呼び出し、『迷你特攻隊(ドラゴン特攻隊)』に出演させる。
1991年
ジャッキー・チェンに加え、サモ・ハン・キンポー、アンディ・ラウも召集し『火燒島(炎の大捜査線)』が製作される。
1993年
この年、日本映画『極東黒社会(極東黒社会)』等に出演し、以後長期にわたってスクリーンから姿を消すことになる。
1997年
2本の映画製作に携わり、以後は製作者として個人の名前がクレジットされることは無くなる。
1999年
王凱貞浮気事件発生。話題となる。
2011年
ドニー・イェン、金城武主演の『武俠(捜査官X)』への出演で、18年ぶりにスクリーンに復帰。香港金像奨、台湾金馬奨において助演男優賞にノミネートされる迫真の演技を見せた。
また、柯俊雄とともに「台北市武術指導職業組合」を設立し理事長に就任した。
2012~2013年
血滴子 』へのゲスト出演や、 久々の主演作『失魂』で、2013年の第15回台北映画祭において自身初となる最優秀主演男優賞を獲得。

他の映画人との関わり

王羽(ジミー・ウォング)との関係が深いスター達

  • 林翠(リン・ツイ)林翠
    (リン・ツイ)

    元妻。50~60年代に人気を博した女優。結婚生活は長くは続かなかった。

    ≫名鑑ページ準備中
  • 王馨平(リンダ・ウォン)王馨平
    (リンダ・ウォン)

    林翠との間に出来た娘。歌手が本業だが、90年代半ば以降、映画やTVドラマへも出演している。

  • 張徹(チャン・チェ)張徹
    (チャン・チェ)

    監督。スターになるキッカケをつくり、多くの作品で監督を務めた。

    ≫名鑑ページへ
  • 劉家良(ラウ・カーリョン)劉家良(ラウ・カーリョン)

    張徹と劉家良が決別しするキッカケとなった『片腕カンフー対空とぶギロチン』の武術指導を高額なギャラで依頼。

    ≫名鑑ページ準備中
  • 上官靈鳳(シャンカン・リンホー)上官靈鳳
    (シャンカン・リンホー)

    共演作は『ドラゴン武芸帳』のみだが、その撮影時の王羽との大喧嘩が有名。

    ≫名鑑ページ準備中
  • 羅維(ロー・ウェイ)羅維
    (ロー・ウェイ)

    監督作品は多くないが、ジャッキーチェンとのトラブルの時、仲裁役を買って出た。

    ≫名鑑ページ準備中
  • 成龍(ジャッキー・チェン)成龍
    (ジャッキー・チェン)

    羅維との揉め事で仲裁役に。その代わり『ドラゴン特攻隊』『炎の大捜査線』に出演させた。

    ≫名鑑ページ準備中
  • 洪金寶(サモハン・キンポー)洪金寶
    (サモハン・キンポー)

    王羽のプロデュース作に数本強制出演。『スカイ・ハイ』では武術指導を担当。

    ≫名鑑ページ準備中
  • 林青霞(ブリジット・リン)林青霞
    (ブリジット・リン)

    70年代半ばに交際していたと近年、王羽自身が告白。王羽から振ったのだとか。

    ≫名鑑ページ準備中

★★★【余談】当サイト・メインアクター達との関わり★★★

ブルース・リーとの逸話もいろいろと残っていますが、実際のところはどうなんでしょうかね。

デビュー前に王羽をこき下ろしたことや、逆にスターの座を追われる形になった王羽にとっては決して好ましい関係では無かったようです。

ただ、お互いの夫人同士は仲が良く、王羽はリーのことを認めていたという話も…

ジャッキー・チェンとの関わりは上記でも触れている通り、有名な話。

そういえば『成龍拳』はもともと王羽の主演が予定されていたり、『ファイナル・ドラゴン』で共演していたりしましたね。

ここでは詳しく触れませんが、ジャッキーチェンが羅維と契約問題で揉めた際に、事を穏便に済ませるために仲裁役となったとか。

仲裁役とはいえ、やれ日本だ、やれアメリカだと、ジャッキーの行く先々まで追っかけていった訳ですから、なんと恐ろしいことか。

ここで王羽に貸しを作ってしまったジャッキーは、その後『ドラゴン特攻隊』と『炎の大捜査線』という、いろいろアレな作品に出演させられるハメに。

さらに台湾での版権やら何やらと、結局この2本への出演だけでは済まなかったようですが….

サモハンに関しても、どこでどう貸しを作ったのかわかりませんが、『炎の大捜査線』や『密宗威龍』なんかに出演させられてます。

ただ、悪い話ばかりでも無いようで、日本の松竹が製作に絡んでいる『ファースト・ミッション』では、あやうく製作中止になるところを王羽が救ったなんて話も。

ドニー・イェンとは2011年の『捜査官X』で初共演。谷垣健治さんの著書にもその時の様子が詳しく書かれていました。

王羽(ジミー・ウォング)関連作品リスト

要チェック☆注目作品

出演作品一覧

監督作品一覧

プロデュース作品一覧

王羽(ジミー・ウォング)

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