- 【タイトル】グリーン・デスティニー/宝の剣と金の髪飾り(Precious Sword, Gold Hairpin)
- 【製作】ヒュー・リーコン
- 【監督】アン・リー
- 【脚本】ワン・ホエリン
- 【主演】ジェット・リー(李連杰)
これは、かつてジェットが降板した『グリーン・ディスティニー』の前日譚にあたる作品を映画化しようというもので、チョウ・ユンファが演じることとなったリー・ムーバイの若き日の姿をジェットが演じると噂された作品になります。
降板した前作については、【ジェット・リー 幻の作品集】NO.13『グリーン・デスティニー』をご覧ください。
もともとこの作品群は、中国人作家・王度盧(ワン・ドゥルー)が、1938~42年にかけて発表した武侠小説『鶴鉄五部曲』を原作とするもので、2000.年の映画化はその4作目にあたる『臥虎藏龍』という作品が元になっています。
そしてこの前日譚とは、その5部作のうち、2作目と3作目を合わせた作品で監督のアン・リーはじめスタッフも、前作のメンバーが集められる予定でした。
※右の画像はあくまで管理人の妄想によるイメージ画像です。
『臥虎蔵龍』5部作は以下の通り。
- 一、鶴驚昆侖
- 英題:Crane Frightens Kunlun
ユンファ演じた李慕白(リー・ムーバイ)の師父を描く。 - 二、寶劍金釵
- 英題:Precious Sword, Gold Hairpin
李慕白とミシェル・ヨー演じた俞秀蓮(ユー・シューリン)を描く。 - 三、劍氣珠光
- 英題:Sword Force, Pearl Shine
名剣「青冥剣(グリーン・デスティニー)」とチャン・チェン演じた羅小虎(ロー)を描く。 - 四、臥虎藏龍
- 英題:Crouching Tiger, Hidden Dragon
2000年『グリーン・デスティニー』として映画化。 - 五、鐵騎銀瓶
- 英題:Iron Knight, Silver Vase
羅小虎とチャン・ツィイー演じた玉嬌龍との子を描く。
※ここではそれぞれについて詳しくは書きませんので、もしご興味がある方は、Crane Iron Pentalogy(英語)や、鹤铁五部曲-百度百科(中国語)をご覧ください。
先ほども書いたように、アン・リー監督はこの2作目と3作目を映画化しようとしたんですね。
話しの中心は、ムーバイとシューリンの恋話が中心で、兄弟子との三角関係や、ムーバイの師匠が重要な役どころとなる予定だったとか。
あくまで、ジェットはユンファと共に候補者の一人であったそうです。
世界的にも大ヒットを記録した『グリーン・デスティニー』ですが、この前日譚が結局作成されなかったのはなぜなんでしょうか。
個人的にはユンファ演じるムーバイには残念な想いがあったので、是非ともジェット演じるムーバイが観たかったのですが・・・
余談ですが、上記の4作目『臥虎藏龍』と、5作目『鐵騎銀瓶』については、映画版と同じく2000年に全34話のTVシリーズが製作されています。
ピーター・ホー(何潤東)、シュイリン(水靈)、ハン・ユィ(黄奕)などが出演し、台湾のエミー賞とも言える電視金鐘奬(The Golden Bell Awards)で見事、最優秀賞を受賞しています。
『グリーン・デスティニー』映画版
再生時間 1:21
再生時間 4:38
- 【タイトル】 邦題:グリーン・デスティニー、原題:Crouching Tiger, Hidden Dragon
- 【監 督】 李安(アン・リー)
- 【武術指導】 袁和平(ユエン・ウーピン)
- 【出 演】
周潤發(チョウ・ユンファ)、楊紫瓊(ミシェル・ヨー)
章子怡(チャン・ツィイー)、張震(チャン・チェン) - 【公 開】 2000年
『グリーン・デスティニー』TV版
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