2012年3月21日、ドニー・イェン(甄子丹)が、降板騒ぎで紛糾中のチウ・マンチェク(趙文卓)に対して、法的措置を執る意向を明らかにしたと世界日報が伝えた。
二人の豪華競演が話題だった『特殊身分』は、今月に入り趙文卓の降板が突然発表され、趙文卓が撮影中の高待遇を要求しながらPR活動には非協力的だったことなどが報道されていた。
こうした報道に対して、趙文卓側は3月4日に記者会見を開き、そうした報道内容を全否定。
逆にドニー・イェンが脚本を頻繁に変更したことや現場での罵声など大物ぶりを批判した。
これを受け、ドニー側は21日、「デビュー30年来のイメージを大きく傷つけられた」として、趙文卓に対し名誉棄損で訴える法的措置を執ることを明らかにしたというもの。
2人の争いは現在でも映画界全体に波及し、ドニー支持派(スー・チーなど)と趙文卓支持派(イーソン・チャンなど)に別れてそれぞれを擁護する事態に発展している。
翌22日には、クラレンス・フォク(霍耀良)監督とプロデューサーの2人が記者会見を開き、改めて降板理由について言及。「滞在ホテルなどに関する趙文卓の厚待遇要求に応じられなかったから」と説明し、趙文卓引き留めのためにドニー・イェンは全力で説得したとドニー側を擁護した。
監督によると、この降板劇で脚本の大幅な変更が必要になり、その損害額は100万HKドル(約1,100万円)を超えると語った。
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