- 【タイトル】ファースト・キング
- 【製作会社】ワーナー・ブラザース
- 【製作】ジョエル・シルバー
- 【主演】ジェット・リー(李連杰)
2000年頃、ジェット・リーがニナ・リーと結婚後、俳優業を休止中だった頃からよく聞くようになった作品です。
ジェット自身の企画で、その時より15年も前から構想してたとか。
となると、『阿羅漢』の頃からジェットは映画化を夢見てたんですね~。
その実現には莫大な予算が必要だったが、ハリウッドへ進出したことによって具体的に動きはじめ、ジェットのハリウッド成功の立役者であるプロデューサーのジョエル・シルバー、そしてワーナーブラザースによって実現の一歩手前まで漕ぎ着けました。予定では2001年にはクランクインするはずでしたが…
※右の画像はあくまで管理人の妄想によるイメージ画像です。
もろ『ハムナプトラ3』ですが、一番イメージに合ってたので(^_^;)
この作品は、ジェット・リーが始皇帝を演じ、不老不死の薬を巡って現代と未来を行き来するSFクンフーみたいなものであったといいます。
始皇帝は不老長寿の薬を求め、ついにそれを見つける。そして2000年後の現世に生まれ変わる。
彼はその墓や、彼の古代での強敵が埋葬されている寺に行かなければならず、戦わなければならない。
そして最終的には自分自身と戦うことになる…という霊魂転生話。
要は、最終的にジェットVSジェットとなる作品だったようで、台本は2002年8月に書き上がったと報じられました。
しかし、その間に撮られた『ザ・ワン』では、ジェットVSジェットの闘いが描かれ、次の『HERO』も始皇帝の話し…と、内容的に似通った作品が相次いだことが災いしたのか、実現には至りませんでした。
それ以降しばらくこの作品の話題は聞かなくなりましたが、5年後の2007年。
ジェットはハリウッドの人気シリーズ『ハムナプトラ』の3作目に出演します。
その『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』では、ジェットが悪役である始皇帝に扮し、2000年後の現代に復活…と、偶然とは思えない酷似っぷり。
ただ、肝と思われるジェットVSジェット(始皇帝VS始皇帝)という設定は見られず、ジェットが作品を通して伝えたかったことが描かれたとは到底思えません。
そのためなのかどうかわかりませんが、その翌年にはリュック・ベッソン監督の『秦始皇計画』の製作話が浮上。韓国のチャン・ドンゴンと共にジェット・リーが出演すると噂になりました。
この作品についてはまた別記事で取扱う予定ですが、30年近くたった現在でも、もしかしたらジェットの中に本作に対する想いがまだ残っているのかもしれませんね。
『ザ・ワン』
- 【タイトル】 邦題:ザ・ワン、原題:The One
- 【監 督】 ジェームズ・ウォン
- 【出 演】
ジェット・リー、ジェイソン・ステイサム、カーラ・グギノ - 【公 開】 2001年
再生時間 1:42
再生時間 10:48
『HERO』
『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』
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