- 【タイトル】ノック・オフ/Knock off
- 【製作会社】電影工作室
- 【監督】徐克(ツイ・ハーク)
- 【アクション指導】洪金寶(サモハン・キンポー)
- 【主演】李連杰(ジェット・リー)、ジャン=クロード・ヴァン・ダム
1998年に公開されたジャン=クロード・ヴァン・ダム主演、徐克(ツイ・ハーク) 監督によるハリウッド進出第2弾。
実は当初、ジェット・リーとヴァン・ダムの共演作として企画されていたとか。。。
結局、ジェットは出演せず、『ノック・オフ』が製作されますが、アメリカ・香港の双方で中途半端な成績に終わってしまいました。
ようやく10年以上の歳月をかけ、2012年の『エクスペンダブルズ2』で一応の初共演を果たした2人ですが、もし30代で共演していたらどうなっていたのか想像が膨らみます。。。
※右の画像はあくまで管理人の妄想によるイメージ画像です。
流れ的には、ジェットが徐克(ツイ・ハーク)と久々のタッグを組んだ1996年『ブラック・マスク』。
そして、続けてサモハンを加えて撮った『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ 天地風雲』を撮り終えた頃。
上の2本は製作に回っていたツイ・ハークは、97年の香港返還を見据えて、自らメガホンを取ったジャン=クロード・ヴァン・ダムとデニス・ロッドマンのバディ(?)映画『ダブル・チーム』でハリウッドへ進出。
そして、ジェットとヴァン・ダムによる強力タッグで本作を撮ろうと考えていたようです。
しかし、ジェットはオファーを断り、永盛娯楽との契約最後の作品『ヒットマン』に出演。この作品を最後に俳優を引退しようと考えていました。
その後、チベット高僧の助言で引退を踏みとどまったジェットに、ハリウッド大作『リーサル・ウェポン4』のオファーが転がり込み、結果「ジェット・リー」として華々しくハリウッドデビューを飾ることとなるわけです。
もし、ジェットが本作に出演していたら、あの悪役での鮮烈なハリウッドデビューは無かったかもしれませんね・・・
ただ、別なシナリオも考えられます。
実際に完成した『ノック・オフ』では、ヴァン・ダムの相手役はコメディアンのロブ・シュナイダー。もし、ジェットが出演OKだったならば、脚本も大きく変わっていたはず。
そもそも、この『ノック・オフ』へのジェット出演話もソースが不明瞭なので、もしかしたらジェットへのオファーは、その前の作品である『ダブル・チーム』のほうではなかったのか…とも考えられます。
撮影時期はまさしく『ブラック・マスク』、『ワンチャイアメリカ』と同じ頃。
この作品でデニス・ロッドマンが演じた武器商人という役柄が気に入らなかった。もしくは単純にスケジュールの都合が合わなかった。。。むしろこっちの方が流れ的には自然かも。
デニス・ロッドマンの起用というトリッキーな配役も、ツイ・ハークの人選ミスか、はたまたジェット降板による急場しのぎだったのか…結果、ロッドマンはこの作品で、1997年ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)のワースト助演男優賞とワースト新人賞をダブル受賞、さらにはヴァン・ダムとのコンビでワースト・スクリーン・カップル賞を受賞してしまうという、散々な目に遭ってしまうのでした(;д;)
いずれにしても、現在の状況から考えて、ジェット・リー×ジャン=クロード・ヴァン・ダムのバディムービーはおそらく今後も観られないでしょうね。
この頃の2人の競演。やはり観たかった気がします。
『ダブル・チーム』
『ノック・オフ』
『エクスペンダブルズ2』
- 【タイトル】 邦題:エクスペンダブルズ2、原題:The Expendables 2
- 【監 督】 サイモン・ウェスト
- 【出 演】
シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー
ドルフ・ラングレン、チャック・ノリス、ジャン=クロード・ヴァン・ダム
ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガー - 【公 開】 2012年
再生時間 0:59
『エクスペンダブルズ2』木曜洋画劇場風予告編第二弾「ヴァン・ダム編」
再生時間 0:30
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