ジャッキーチェンが監督・脚本・武術指導・主演と4役をこなした1989年香港興行成績ランキング第2位のヒット作。
フランク・キャプラ監督の名作『ポケット一杯の幸福(一日だけの淑女)』のリメイク作でジャッキー自身も大変気にいっている作品。
共演は梅艷芳(アニタ・ムイ)ほか、ユンピョウも1カットだけだが友情出演をしている。
目次
- ギャラリー
- ポスター・DVDジャケットなど
- その他の画像・資料
- 商品情報
- 関連コンテンツ・リンク集
『奇蹟 ミラクル』の動画集
この作品のサントラ動画は、奇蹟 ミラクル(1989)サントラ をご覧ください。
おすすめ動画
再生時間 1:14
再生時間 4:07
再生時間 1:53
再生時間 2:16
再生時間 5:58
再生時間 6:06
再生時間 7:29
再生時間 4:54
再生時間 10:41
再生時間 2:00
再生時間 1:26
再生時間 3:19
本編動画
再生時間 1:32:23
関連動画-元ネタ
再生時間 2:01
再生時間 2:58
『奇蹟 ミラクル』の作品詳細
基本情報/スタッフ&キャストなど
製作年 | 1989年 |
---|---|
公開情報 | 香港:1989-06-15/日本:1989-08-12/韓国:1989-09-13 |
時間 | 139分 |
興行成績 | 香港:HK$ 34,036,029 年間ランキング2位 日本:約6億円 |
製作費 | 香港映画史上最高額の14億円、820万$(10.7億円、6400万HKドル)説もあり |
受賞 | 【第九屆香港電影金像獎】最佳動作設計:成家班 |
製作会社 | 威禾電影製作(ゴールデンウェイ)/嘉峰電影/嘉禾電影有限公司(ゴールデンハーベスト) |
製作 | 何冠昌(レナード・ホー) |
監督 | 成龍(ジャッキー・チェン) |
脚本 | 鄧景生(エドワード・タン)/威禾編劇組/成龍(ジャッキー・チェン) |
武術指導 | 成家班/ 成龍(ジャッキー・チェン) |
出演者 | 成龍(ジャッキー・チェン)/
梅艷芳(アニタ・ムイ)/
歸亞蕾(グイ・ヤーレイ) 吳耀漢(リチャード・ン)/ 柯俊雄(オー・ジョンホン)/ 方剛(サニー・ファン) 羅烈(ロー・リエ)/ 午馬(ウー・マ)/ 董驃(トン・ピョウ) 田豐(ティエン・ファン)/ 樓南光(ビリー・ラウ)/ 葉蘊儀(グロリア・イップ) 倪震/ 火星(マース)/ 李文泰(リー・マンタイ) 李海生(リー・ホイサン)/ 陳國權/ 張午郎(チャン・ウーロン) 元彪(ユン・ピョウ)/ 太保(タイ・ポー) |
PICK UP アーティスト
成龍(ジャッキー・チェン)
梅艷芳(アニタ・ムイ)
歸亞蕾(グイ・ヤーレイ)
吳耀漢(リチャード・ン)
柯俊雄(オー・ジョンホン)
羅烈(ロー・リエ)
午馬(ウー・マ)
董驃(トン・ピョウ)
火星(マース)
李文泰(リー・マンタイ)
元彪(ユン・ピョウ)
太保(タイ・ポー)
葉蘊儀(グロリア・イップ)
公開時の新聞広告
香港公開時の新聞広告です。(1989年6月)
興行成績ランキング
1989年の香港興行収入ランキングです。(外国語映画を含む総合ランキング)
各国タイトルリスト
漢題 | 奇蹟(繁体字) 奇迹(簡体字) |
---|---|
邦題 | 奇蹟 ミラクル |
韓題 | 成龍的奇蹟 |
英題 | Miracles Miracle |
Mr. Canton & Lady Rose | |
Black Dragon | |
The Canton Godfather | |
仏題 | Big Brother |
独題 | Miracles – Der beste Boss der Unterwelt |
西題 | Gángster por un pequeño milagro |
あらすじ
時は大不況の1930年代。
一旗あげようと香港にやって来たものの、たちまち全財産をだまし取られたコウ(ジャッキー・チェン)は、突然ギャング組織の抗争に巻き込まれ、成り行きで黒社会のボス、パクを助けてしまう。
ところが彼の部下たちはパクが絶命する寸前、コウを後継者に指名したと思い込み、こうしてコウは黒社会のボスの座に収まってしまうのだった。
パクの右腕だったフェイ(ロー・リツ)は、この人事を快く思っていたが、パクの腹心の部下チャン(ウー・マ)の補佐よろしく、また美貌の娼婦ヤン(アニタ・ムイ)に一目惚れしたコオは、彼女をナイトクラブで歌わせ、店を繁盛させるのだった。
そんな折コオは、昔世話になった花売りのマダム・ローズ(クェイ・アルイ)のために、彼女の娘ベル(グロリア・イップ)の婚約パーティを開く。
ところが警察は、それを殴り込みの準備と思い込み、警戒を強める一方、敵対組織はヤンのナイトクラブを乗っ取ろうと企んでいた。
しかしそれを察知したコオは、警察の裏をかいて、相手組織の陰謀を叩きつぶし、同時にパーティをも成功させるのだった。
小ネタ
- 製作費は諸説あるが、パンフレットなどでは香港映画史上最高の14億円とある。自伝「僕はジャッキーチェン」では6400万香港ドル(約10億円)と記述あり。当時の新聞では6400万や7000万香港ドルと書かれていた。当時の製作費話はどれが本当か判断がつきにくく、香港映画史上最高額というが、これ以前に製作された『プロジェクトA2』は20億円とパンフレットに記述されている。
- 製作の準備は1987年の秋、『ポリスストーリー2 九龍の眼』とほぼ同時に開始され、当初は2本が並行して進められていたが、本作品の脚本練り直しのため、『ポリスストーリー2 九龍の眼』が優先的に製作され、結局本作品は1年半という長い製作期間となった。(実際に要した期間は1988年9月21日のクランクインから1989年6月4日のクランクアップまでの約8カ月半)
- 製作当初の暫定タイトルは『ポケット一杯の奇蹟』だったらしく、最終的にはそれが略され『奇蹟』となった。
- セットは2か所に組まれ、ひとつはショウブラザーズスタジオに30年代の香港の街並みを忠実に再現した巨大なオープンセット、もうひとつはゴールデンハーベストスタジオに、ジャッキー扮する親分が経営するナイトクラブの内部が作られた。
- 作品中で使われた銃は100丁近くをイギリスから取り寄せた。(中には30年代に本当に人命を奪ったものもあるとか。)
- 製作当時の新聞記事やロケ地などその他の情報は、ジャッキー映画製作年の謎【特別編-3章】85~89年-復帰とこだわりの作品作りをご覧ください。
評価一覧・レビュー
大手レビューサイトでどのような評価付けをされているかの一覧です。
サイト名 | 言語 | 評価イメージ | 評価点数 | /最大点数 |
---|---|---|---|---|
amazon.co.jp | 日本語 | 評価10 | 4.9/ | 5 |
goo映画 | 日本語 | 評価6 | 60/ | 100 |
Yahoo!映画 | 日本語 | 評価8 | 4/ | 5 |
allcinema | 日本語 | 評価9 | 8.5/ | 10 |
みんなのシネマレビュー | 日本語 | 評価7 | 7.21/ | 10 |
ぴあ映画生活 | 日本語 | 評価8 | 75/ | 100 |
IMDB | 英語 | 評価7 | 6.9/ | 10 |
allmovie | 英語 | 評価6 | 3/ | 5 |
amazon.com | 英語 | 評価9 | 4.3/ | 5 |
Filmaffinity | スペイン語 | 評価6 | 5.9/ | 10 |
Daum | 韓国語 | 評価8 | 8.4/ | 10 |
豆瓣电影 | 中国語 | 評価8 | 7.5/ | 10 |
PICK UP レビュー
良い評価待ってました!!(amazon.co.jp)
数あるジャッキー映画の中で「ゴージャス」と並んで本物の悪人が出てこないという点で、異色の作品ですね。この作品の特徴としては、派手なアクションはなくストーリーがしっかりして・・・続きを読む
悪い評価アクション少なめ(Yahoo!映画)
普通に笑えて、少し感動します。しかし、ジャッキー・チェンにしては(ストーリー重視?なあまり)アクションが少ない感じが・・・続きを読む
こんばんは。いつもコメント本当に有難う御座います!(なかなか周囲にジャッキー好きがいない物で…)
僕はこの作品がジャッキーの作品では、一番好きな作品です!
ジャッキーの作品では異色ですよね。主人公が黒社会のボスでなおかつ、ハートウォーミングなコメディで、作品を観る度に心が暖まる作品です!
アニタムイのミュージカルシーンでの、見事な演出はもう香港映画史に残る伝説ですね。(今年でアニタが亡くなって10年ですね….)
タンピョウとリチャードウンとのやり取りも、最高に面白いですね!
あまりにも豪華な香港オールスター総出演による、本当に良心的な作品だなーって思います。
小学生の時に、劇場で「この作品はジャッキー最高傑作だ!」と生意気にも確信しました。笑
市場での人力車を使ったアクションシーンや、ロープ工場でのスタント、ビリーチョウとの
死闘も何処かユーモラスで、ハリウッドのサイレント映画を彷彿する、名シーンですね。
タンピョウやリッキーも故人となり、二度とこの顔ぶれが楽しめないのが本当に残念でなりません…。1980年代の香港映画黄金期を締めくくった、文字通りの「奇蹟」としか言えない作品です!
ジャッキーには、また人情コメディを作って欲しいなーって、いつも思ってます。笑
こんにちは!
周囲にジャッキー好きがいないと寂しいですよね。私もこのサイトやtwitterのおかげで助かってます!
さすがジャッキー自身が好きな作品ということもあってこの作品のファンの方も多いですよね。
ホントはこういう作品をたくさん撮りたかったんだろうなぁ、とジャッキーの想いも伝わってきます。
私も年代的には80年代のゴールデン・ハーベスト作品がやっぱり一番好きで、ジャッキー自身のアクションは
もちろんですが、仰る通りキャストが皆いい味出してるんですよね~。なんというか愛着が湧いて…
ちょっと肩の力を抜いた人情コメディをまた作って欲しいですね☆