昨年12月にもパラマウントよりDVDがリリースされた作品ですが、2005年10月発売のユニバーサル版と同内容だったため、実質、6年ぶりのソフト化でBlu-rayとしては初リリース。
日本語吹替えは以前から収録されていたので、注目は特典映像として収録されている日本公開復刻版と日本版劇場予告篇、メイキング映像と日本未公開シーン。
個人的にはメイキング狙いで購入。いざ、購入してみないとわからないその収録時間は・・・
※本記事は作品自体の内容に関するレビューではありません。製品自体の画質や収録コンテンツなどが中心となっています。各作品自体の内容については、それぞれの作品ページをご覧ください。
■作品自体の情報は、『奇蹟 ミラクル(1989)』をご覧ください。
『奇蹟 ミラクル』 Blu-ray リバーシブルジャケット
まずは。今回リリースのBlu-ray共通のリバーシブルジャケット。私の好みは裏面(真ん中の画像)のほう。
最下段は参考までにユニバーサル版DVDのジャケット画像です。(画像をクリックすると拡大されます。)
ユニバーサル版との比較
それでは順に内容をチェックしていきます。
① 日本語吹替
本編の一部が日本語吹替から急に広東語音声で日本語字幕に切り替わる場面があるのは前回同様。
残念ながら今回のリリースでは手を加えられていないようです。。。
② 音質や画質について
これもなぁ、相変わらず私にはよくわからず・・・良くはなっているんでしょう、きっと!うん!
ただ、DVDの時から気になっていたブレというかバックの人物などが二重になっているような点は残念ながら改善されてなかったですねぇ。
③ 予告篇
DVDにのみ収録の『ファイナル・ドラゴン』、『新ポリスト』、『飛龍神拳』の予告篇はブルーレイには未収録。
が、特別珍しいものでも無いと思うので良し。
日本版劇場予告篇はなかなか貴重ではないでしょうか。
個人的には収録されててラッキーぐらいですが。
基本、youtubeなどでは各国のトレーラーや予告編は好きでよく探すんですが、ソフト化になるとなぜか興味が薄れる私。。。なんでだろう?
④ グッズフォトギャラリー
Blu-rayのみの新規収録。アニタ・ムイの唄うテーマ曲『Rose, Rose, I love you』のBGMにのってパンフ、チラシ表裏、海外版DVDジャケット、コミック、雑誌、書籍、ポスター、LD、前売り券などの画像がスライドショーで約1分流れていきます。
って、短かっ! おそらく限られた予算の中、なんとかファンサービスとしてメーカーさんが入れてくれたとは思うんですが、11枚(『プロジェクトA2』は38枚)と物足りなさを感じました。
⑤ 日本公開復刻版本編
本編よりも8分ほど短いカットバージョンですね。
ラストのNG集も同じ(時間は2分1秒)ですし、私にはカットされている以外の違いはわからず。
これでもやはり日本公開版というのは需要があるんでしょうねぇきっと。
画質はそこまでひどいものではなかったです。
⑥ メイキング映像
さぁ私としては最大の購入ポイントだったメイキング映像。収録時間は4:05。
おなじみのゴールデン・ハーベストのロゴからスタート!わくわく。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・『ミラクル』のメイキングは?
と、ひたすら『プロA2』などの本編シーンが繰り返し流れること約2分!
やっとのこと、メイキング映像が始まりました(汗)
セットの建築中と思われる場面に続いてホールが映し出され、クランクイン時の映像、その後は主に監督として指示を出すジャッキー中心に映像は展開。
そして後半30秒は本編ラストにも未収録のNGシーンでフィニッシュ!!
短かっ!
贅沢言うなって? でも、コレが目的だっただけに実質2分のメイキングかぁ・・・とね。期待が大きかっただけにね・・・
と、愚痴ってばかりもなんなので、真面目に進めると、メイキングに関してはどれも初見のものだったのでそれには満足しています。公開当時にテレビでも少しだけメイキングが流れましたが、その映像ともかぶってませんでしたね。
ちなみに、この時のテレビの取材ではジャッキー出演シーンに関しては撮影NGだったようで、監督としてのジャッキーの姿しか見れませんでした。
相当な極秘の厳戒態勢で撮影されていたのは有名な話なので、あまり素材が残ってないのかなぁ、でもどこかにもっとあるような。。。
そうはいっても、初見のメイキングとNGシーンという貴重な映像を観れただけでもヨシとしましょう。
⑦ 日本未公開シーン
場面的には6つ。 時間的には全部で6分弱。(台湾版収録のもの?)
- 【冒頭のタイトル】 これ、確かにタイトルのロゴは違うんですが、それだけ?
- 【夜のシーンで3台の車】 え、これだけ?
- 【ジャッキーが敵ボスのところへ】 やっとジャッキー登場。ジャッキーがウー・マらとともにタイガーのところに出向くシーンですが、本編では入店してからすぐに座って話し始めましたが、その前にボディチェックをされ拳銃が見つかるシーンなど。結構長め。
- 【トン・ピョウとリチャード・ン】 金持ちに成りすましたトン・ピョウがリチャード・ンとお茶しながら会話するシーン
- 【ホールでジャッキー】 ホールでジャッキーが皆に挨拶を練習させているシーン
- 【ジャッキーとアニタ】 2人が口げんかして、途中ホールで練習する人たちに声をかけるシーン
個人的には、ジャッキー登場シーンは最初っからカットしないでよって言いたいところだが、なぜか未公開シーンにときめかないワタシ。
なんでだろ? 別エンディングとかはものすごく興奮するんですけどねぇ。
ちなみに画質は良くはありませんが、日本語字幕はついています。
『奇蹟 ミラクル』 Blu-ray 総評
う~ん、難しいところです。
吹替え関係も変わらず、画質も大きく変化なし。
と、なるとやはり復刻版と日本劇場予告編、そしてメイキング、未公開シーンがポイントになるんですが・・・
個人的には、やはり心惹かれるのはメイキングぐらい。。。ただそれもやや物足りず。
復刻版もそれでしか見られないシーンがあるわけでもないし・・・
しかし、買う前にこのメイキング映像だと知っていてもやはり買っていたということで一応下記の評価になりました。(実際は6.5ぐらいかなぁ9
商品名 | 超私的評価 |
---|---|
『奇蹟 ミラクル』 Blu-ray | 超私的評価=6 |
次は、『サンダーアーム/龍兄虎弟 x プロジェクト・イーグル Set [Blu-ray] 』のレビューです!
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ちなみに僕が劇場で初めて観た『プロジェクトA』以後の作品では、80年代は、『プロジェクトA』『ポリス・ストーリー』『奇蹟』が最高傑作で、『スパルタンX』『ファースト・ミッション』『プロジェクトA2』も面白く、『プロテクター』『サンダ―アーム』がまあまあ。『サイクロンZ』『ポリス・ストーリー2』がつまらなかったですね。
90年代の映画では『ポリス・ストーリー3』『WHO AM I?』『ゴージャス』が最高で、『プロジェクト・イーグル』『レッド・ブロンクス』『ファイナル・プロジェクト』も面白く、『酔拳2』『ナイスガイ』がまあまあ。『ツイン・ドラゴン』『シティーハンター』『新ポリス・ストーリー』『デッドヒート』『ラッシュアワー』がつまらなかった作品です。
2000年代以後は以前書きましたが、2000年代前半のハリウッド進出期が最もジャッキーから心が離れた時期で、劇場公開されないか、されたとしても吹き替え版ということもあってDVD観賞で済ませてました。
これまたちなみに、『プロジェクトA』以前の作品はテレビ観賞(民放の日本語吹替え)・ビデオ観賞・DVD観賞などで様々な媒体で見ているので一概に評価はできないと思うのですが、個人的に最高作と言えるものはなく、面白かったのが『少林寺木人拳』『蛇鶴八拳』『酔拳』(全てテレビ観賞)、まあまあだったのが『拳精』『ヤング・マスター』(テレビ観賞)『天中拳』『蛇拳』『ドラゴン・ロード』(ビデオかDVD観賞)、つまらなかったのが『飛龍神拳』(テレビ観賞)『レッド・ドラゴン』『成龍拳』『龍拳』『笑拳』『バトル・クリーク・ブロー』(ビデオかDVD観賞)です。
主演作以外では『五福星』(テレビ観賞)『大福星』(映画館で観た)がまあまあ、『キャノンボール』シリーズ(テレビ観賞)『ファイナル・ドラゴン』『醒拳』『七福星』(ビデオかDVD観賞)はつまらなかったですね。
お久しぶりです。ようやく『奇蹟』の復刻版を見終わりました(香港版はまだ。さすがに同じ映画を3つ続けて観るのはしんどいっす)。ビデオ版と比べると、ほぼ違いはありませんでした。ほんのちょっとだけ音声というか音響が違うところがありましたが……。まあ許容範囲。
数ヶ月前に『ポリス・ストーリー 香港国際警察』の日本公開復刻版収録ブルーレイ発売をパラマウントにリクエストしましたが、「今のところ商品化は未定。検討はしておく」という回答。まあ在庫がはけなきゃ再ブルーレイ化は厳しいかなあとは思いますが、期待せずに気長に待ちたいと思います。日本公開復刻版が入ってない限り買う気はないんで。
>同じ映画を3つ続けて観るのはしんどいっす
確かに・・・私は年単位で間を空けないと厳しいです。(劇場鑑賞⇒ソフト鑑賞は別ですが)
ポリストの再ブルーレイ化をリクエストされたんですね。
これを考えるとやっぱり安易なBlu-ray化は喜べませんね☆