2010年12月に立て続けに発売されたジャッキーチェンのDVDやBlu-ray作品の購入レビューです。
今回は、2010年12月2日発売の『ダブル・ミッション』DVDと『ゴージャス』のBlu-ray、12月17日発売の『ポリスストーリーBlu-ray BOX』の購入レビューになります。
購入前の記事は、『12月発売のジャッキーDVD&ブルーレイは”買い”か!?』をご覧ください。(記事が長いので本記事と分けました。)
また、12月17日発売のデジタルリマスターDVDのレビューは、『12月発売ジャッキーDVD&BD購入レビュー(2)』をご覧ください。
※本記事は作品自体の内容に関するレビューではありません。製品自体の画質や収録コンテンツなどが中心となっています。
ダブル・ミッション買いました(12/12追記)
12月2日発売の『ダブル・ミッション』。悩んだ挙句に結局ブルーレイではなくDVDにしたのですが、ちょっと後悔。。。
なんか、あとあと買い換える気がしてなりません。
あ、でも作品は楽しめました。
この作品、劇場で観た時はなんか物足りないというか、いろいろと不満はあったんですが、こうしてDVDで観るとまぁこれもアリかなと。
ただひとつ難を言うと、特典が物足りないっ!
かなり特典映像好きな私にとってはコレは非常に大事な問題なんですが、まず特典メニューがこちら。
- オリジナル予告
- 日本版予告
- メイキング&インタビュー
- エンディングNGシーン
- ジャッキー・チェン ジェネリックインタビュー
- インタビュー
(ジャッキー・チェン/アンバー・ヴァレッタ/マデリン・キャロル
ウィル・シャドレイ/アリーナ・フォーレイ/マグナス・シェヴィング
ビリー・レイ・サイラス/ジョージ・ロペス/キャサリーン・ボーチェー
監督 ブライアン・レヴァント)
特典映像の合計時間は46分と決して短くはないのですが、私のお目当ての「メイキング」映像が10分しかありません。しかも、ジャッキーや共演者のインタビューが盛り込まれているので実際のメイキング部分はかなり短いです。
NGシーンは3分ほど。あとはインタビュー、インタビュー、インタビューとインタビューだらけの特典でした。
ハリウッド作品のインタビューはホントつまらない。なんかいかにもハリウッド的な感じで。
でも、『ベスト・キッド』は期待できそう。楽しみです。
『ゴージャス』ブルー・レイ買いました(12/12追記)
こちらは、同じ12月2日にポニーキャニオンから発売された『ゴージャス』のブルーレイ。こちらは、1回見送ったものの、特典映像に惹かれ『ダブルミッション』の反省をふまえてブルー・レイの方を購入。
ブルー・レイおそるべし!!
いや~やっぱり凄いです。Blu-ray。キャプチャできないのが残念。
観る前に1999年発売のDVDをチラッとチェックしたんですが、まだ10年ぐらい前なのでそんなに画質は悪くなく感じたんですが、いやいや全然違いますね。
特典映像目当てでしたが、思わぬ収穫でしたよ。『ポリスストーリー』が楽しみになりました。
さて、目当ての特典映像は32分の『メイキング映像』でした。これもGOOD。素晴らしい。(欲を言うなら最初から入れて欲しかったけど・・・)
しかも本編が別バージョン、吹替えも新録音。エライ。
やはり、DVDからの買い替えを狙うのであれば、最低限このぐらいはして欲しいものです。
上が1999年、下が2010年のジャケット画像です。今回は吹替えキャストが一新されています。
特にプウ(スー・チー)の吹替えが前回はちょっと個人的に受け付けなかったんですが、今回は良いです。トニー・レオンの吹替えも今回の方が良いかな。
本編はほとんど同じですが微妙に違います。エンディングもほんのちょっとの違いで全員幸せバージョンになっています。NGシーンもちょっと違う。
作品自体も久々に見て、しみじみジャッキー若いな~と感じました。10年前なんですけどね。まだまだ動けてる。
ゆくゆくは70年代の拳シリーズあたりもblu-ray化されるんでしょうかね?ブルース・リー作品が出てるので十分可能性はあり得ますよね。う~ん、楽しみです。
あらためて調べてみたら、意外とジャッキーのブルーレイ作品ってまだ少ないんですね。
『ポリスストーリー』のブルーレイBOX買いました(12/22追記)
さて、発売後いろいろと物議を醸し出しているこの商品。
『ゴージャス』のブルーレイが衝撃的だったため過度に期待しすぎていた部分もあるのですが、個人的にはちょっと残念な結果に。。。
結論からいうと、(ユニバーサル版を持っている前提で)『1』は不要、『2』は日本語吹替目当てならば買い、『3』は特典映像目当てならば買いだと思います。
もちろん、映像の細かな色合いや字幕の見やすさ、音質などにこだわりのある上級者の方であれば、おそらく別の意見だとは思いますが・・・
『ポリス・ストーリー/香港国際警察』 [Blu-ray]
以前ユニバーサルより発売のデジタルリマスター版DVDと本編内容は一緒です。ユニバーサル版の収録時間108分は誤表記だそうで、実際は今回のパラマウント版と同じく100分。映像特典なども同じ。
個人的に一番期待していた映像はというと、うまく表現できないのですが、下の海外のサイトでキャプチャされている画像を見た印象そのままです。
Police Story Blu-ray -Jackie Chan
これを見て、ブルーレイの方が良いと感じればOKですが、私個人的にはその深み?なるものが理解できず、実際に映像をデジタルリマスターのDVDと比べ観てみましたが、なんだかDVDの方が見やすいと言うか綺麗に思えてしまいました。
音声に関しては、広東語音声はドルビーTrueHDなるもので収録されているようです。が、音質はあまり個人的にこだわりがないため特に感動もなく、日本語吹替えに関しては、以前収録と音質・内容ともに全く同じで、テレビ版を収録しているためテレビ版でカットされている場面は広東語音声と字幕に切り替わります。
『ポリス・ストーリー2 九龍の眼』 [Blu-ray]
こちらも映像に関して言えば、さきほどと同様で、私個人としては綺麗になったという印象は受けませんでした。
Police Story2 Blu-ray -Jackie Chan
ただ、日本語吹替を新録音ということで商品価値がググっと上がっています。
今回の発売商品の中でおそらく唯一あらたに手が加えられた商品だと思われますが、本編や特典の映像内容はユニバーサル版と同じで、ユニバーサル版の本編時間124分は誤表記でパラマウント版と同じ121分が正解です。
ただ、特にBlu-Rayにこだわる理由が無ければDVDで十分な気もします。すでにユニバーサル版を持っている方であれば、Blu-Rayでも良いんですがね。。。
『ポリス・ストーリー3』 [Blu-ray]
3作品の中では当然ですが最も新しい作品と言うことで、もともとのユニバーサル版自体、映像は綺麗なんですが、この作品でも個人的にBlu-rayの恩恵を感じることはできませんでした。
日本語吹替えは、ユニバーサル版と同じくテレビ版を収録なので一部広東語と字幕に切り替わります。
本編の収録時間も、ユニバーサル版が誤表記で、実際はまったく同じ内容になります。
特筆すべきはこのBlu-Ray版のみに収録されているNGシーン集。なんと51分もあります!
ただ、残念ながら「無音」で収録されています。インストで良いから何かバックで流せなかったんでしょうかね~。(部屋で自分で流せばよいのでしょうけど・・・)
メイキング系の特典映像好きにはたまらないお宝です。これはDVDの方には(おそらく)収録されていないと思います。
結局は好みの問題でしょうが・・・
単純にBlu-ray化で映像が飛躍的に綺麗になると思っていた私にとっては残念な結果となりましたが、3000セット限定と言うことで、ファン心理的には購入に公開はありません。
ただ、欲を言えばキリがありませんが、BOX特典のポストカードはイマイチ、単品のジャケットもイマイチ・・・もう少し頑張って欲しかったな~というのが素直な感想です。
また、今回の発売に当たって他の20数作品も合わせ、新たに手が加えられたのが『ポリス2』の日本語吹替えのみというのはちょっと安易な気も・・・。
予算は版権購入と新録にすべてまわってしまったんでしょうかね。。。 今回のBlu-rayも1年ほど前に海外で発売されたものそのものですよね。。。
本当にマスターの状態からの限界が今回の盤なら仕方がないのですが、おそらく最新の技術であればもっといけたに違いないと私は思っています。(おそらく採算がとれないのでしょうが・・・)
以前の松竹さんの『ファーストミッション』のような”ジャッキー愛”が感じられるような作品が待ち遠しいです。
今回『ポリス・ストーリー3』のDVDも買っておりまして、ビデオと比較して観ましたのでご報告を。
今回買う以前にレンタルで観ており、その時はDVD(香港公開版)とビデオ(日本公開版)に違いはないと思ったのですが、実は一ヶ所だけわずかな違いがあったことに今回気づきました。
ジャッキーとミシェールが敵ボスのところに初めて来た場面で、敵部下が白人女性に覚醒剤を薦て「注射してあげよう」とか言う描写があり、その後DVDでは腕に注射するアップ、恍惚とする白人女性の顔のアップが映されるのですが、ビデオではそれらのシーンがありません。
時間にして数秒ですし、僕も別にどうでもいいと言えばどうでもいいのですが、一応違いはありましたというご報告まで。
バラージさんこんばんは。
すごい微妙な違い。。。よく発見できましたね~。
その描写が当時はまずかったんでしょうか・・・
どうも皆さんはblu-rayになると劇的に最近の映画並みに綺麗になると思っている方が多いようですが、
ジャッキーのこのポリスストーリー3作品は80年代でこの頃のマスターは最近の映画みたいに元々綺麗ではありません。ましてあの頃はステレオすらなくモノラルも多く、ビデオからDVDになってDVDがいかに綺麗になったかが分かると思いますが、DVDからblu-rayになってその色合いや鮮明差の違いが分からないのは少し疑問です。DVDの方が綺麗という方もいますがナンセンスな話でDVDとblu-rayでは解析度が違います。この頃のマスターは完全に手直しして新たにHDマスターを作ってからblu-rayにしなければ差程は変わらないように見えて限界もあります。しかしけしてDVDと変わらないという事はあり得ません。ポリスストーリー3の約50分のメイキングもこのblu-rayならではの特典で今まで見れなかったものです。もう少し歓迎する感じで書き込みなどをしないとメーカーさんも限度があり発売もされなくなってしまいます。前向きに考えましょう。私は好きなジャッキーの為なら何回でも買います。それがファンですよね。