- 【タイトル】「三国志」(推定)
- 【監督】徐克(ツイ・ハーク)
- 【主演】李連杰(ジェット・リー)
かつて、『ワン・チャイ』シリーズでジェット・リーを表舞台に復活させた立役者・徐克(ツイ・ハーク)。
ジェットとの黄金コンビで計画されていたのが、三国志の映画化。
92年の『ワンチャイ 天地争覇』から、96年の『ブラック・マスク』に間に企画されていた作品と思われます。
なにかと不仲説が囁かれることの多い2人。
「火の無いところに・・・」と言うように、何かしらの要因はあったのでしょう。おそらく、『ワンチャイ』の時、ジェットがゴールデン・ハーベストと揉めた際、ツイ・ハークが板挟みになったのでは?と思いますが。。。
※右の画像はあくまで管理人の妄想によるイメージ画像です。
なんかうまく出来なかった(;д;) いつか作り直したい…
ただ、個人的な感情での軋轢は無かったように思います。
その『ワンチャイ』から『ブラック・マスク』まで3,4年ですし、その間にもこの『三国志』みたいな企画が上がってたんですからね~。
話しを戻しますが、この『三国志』。他の出演者やストーリーなどは一切不明。
私が知っているのは、95年9月にジェットが東京ファンタスティック映画祭出席の為に、来日した際に、こういう企画があると語ったことのみで、「長編なのでシリーズ化」を検討しているとも言ってました。
結局、本作が作られることは無く、『ブラック・マスク』、『ワンチャイ&アメリカ 天地風雲』が、このコンビによって作られることに(ツイ・ハークは製作)。
その後も、ともに「三国志」映画には関わっていないので、この作品が後のどの作品に繋がったかをご紹介することが出来ません(´_`。)
ただ、多少強引ではありますが、ツイ・ハークが関わった?唯一の「三国志」作品がコレ。。。
『空城計』
- 【タイトル】 空城計
- 【監 督】 徐克(ツイ・ハーク)
- 【武術指導】 洪金寶(サモハン・キンポー)
実はコレ、実際の映画ではなく、2011年のアン・ホイ監督、アンディ・ラウ主演『桃姐(桃さんのしあわせ)』の劇中に出てくる作品なのです。
アンディは『桃姐』で、映画製作のプロデューサーを演じ、ツイ・ハークやサモハンと映画を撮るという設定。本編にはこの3人が製作会議をしている場面や、『空城計』のプレミアの様子などが描かれていました。
とはいえ、タイトルロゴは出てくるものの、本編は出てこないのでその内容はわかりませんが、もしかしたら95年以来、ツイ・ハークが頭の中で描いていた「三国志」の映画のイメージが反映されてたりなんかして…と思ったワケです。
実際、「三国志」の映画化が企画されていた頃、ツイ・ハーク製作、サモハン監督で『ワンチャイ&アメリカ 天地風雲』を撮ってますからね~。メンバー的には合うなと。
ちなみに、「空城計」とは兵法の一つのようで(「空城計-wikipedelia」)、『三国志演義』では蜀の諸葛亮が使ったようですね。
今回は、あまりに情報が少なく、最終的にはまた幻の作品に繋がっていくという、苦しい展開となりました。
「三国志」はそれこそ、映画にTVドラマにと多数映像化されていますが、2008年にはアンディ・ラウ、サモハン出演で『三国志(原題:三國之見龍卸甲)』が、また、シリーズ化といえば同じく2008年の『レッド・クリフ』がありましたね。(実はこの『レッド・クリフ』にもジェットが・・・・、これはまたあらためて)
今回の幻の作品画像は、『空城計』の流れを汲んでジェットは諸葛亮としましたが、もしジェットを「三国志」に配役するとしたら、誰が良いのでしょうか。
私はイメージ的にはやっぱり劉備かなぁ。。。いやそれじゃ王道すぎるんで孫権とかでも良いかも(^-^)
これまで多くの英雄を演じてきたジェット。いつの日か、「三国志」の英雄を演じる日ははたして来るのでしょうか。。。
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