久々の記事投稿です。
今回は先日(2014/8/6)にパラマウントさんから発売されたジャッキー初Blu-ray作品『ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳』と『炎の大捜査線』についてのレビューです。
なんだかんだ言って買っちゃうんですよね、結局。。。ちなみにあともう1本の『ドラゴン特攻隊』については、以前発売されたDVD(レビューはこちら)で充分かな~?と思っていたので様子見していたんですが、今回の2本のBlu-rayを観てやっぱり欲しくなっちゃいました(汗)。てなわけでポチっと。詳しくは書いてませんが、最後にちょこっと触れてます。
『炎の大捜査線』Blu-rayレビュー
さて、1991年公開(日本は92年)の本作ですが、DVDは99年にハピネット・ピクチャーズから発売。その後2005年にはソニー・ピクチャーズエンタテインメントから発売となっています。
これまでに国内で発売された『炎の大捜査線』関連商品
既発のDVDには日本語吹替えも収録されており、今回の特典も■日本版予告編■香港版予告編■日本版TV CM、とちと寂しい。となると後は画質の向上に期待するしかないのですが、90年代の作品だし、どーなのかなぁと当初は少し購入を躊躇していました。さすがに幻の台湾版なんて収録は期待しちゃいけないんですよね。。。
作品が作品なだけにもう何年も観ていなかったDVD(うちのはソニー版)を引っ張り出してみたんですが、これまた画質が酷い。もともと暗~い物語がさらにダークに。やっぱり画質って大事だなぁとしみじみ。
で、購入へと至ったわけですが結論を言うと、画質はかなり綺麗だと思います。全体的に少し暗さは感じますが、既発のDVDとは比べ物にならないです。アマゾンにUPされていた3作品の紹介動画よりも大分綺麗に見えます。少なくとも、あれ?DVDとあんまり変わんないじゃん、てことにはならないはずです。
画質が気になる方は、以下の比較画像を参考にして頂ければと思います。上段がソニー版DVD、下段が今回のパラマウントBDです。再生環境によって見え方は変わってくると思いますので、あくまで参考程度に。
『炎の大捜査線』画質比較検証
いかがでしょうか。90年代の作品とはいえ、結構変わるもんですね~。まぁ元が元だという話なんですけどね。これまでのようにDVDでリマスター化されてからだったら、おそらくさほど感動しなかったと思いますが、今回は良かったです。
かと言って作品自体の評価は大きく変わる訳ではありませんが、ポイントアップは間違いないかと。今となっては、これも貴重な作品だと思います。出演経緯はともかく、キャストも豪華ですしね。
ということで、まだ『炎の大捜査線』をお持ちでない方はもちろん、既発DVDをお持ちの方にもオススメです。
『ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳』Blu-rayレビュー
続いては今回の大本命『ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳』ですが、この作品は2002年にマクザム(&FILMEDIA)よりDVDが発売。この時は昼夜の2バージョン収録でしたが、日本語吹替えは無し。その後、2007年にFILMEDIAから発売されたDVDでは昼バージョンのみの収録でしたが、日本語吹替え版のみが収録されていました。
これまでに国内で発売された『ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳』関連商品
今回のブルーレイには昼バージョン(米国公開)と夜バージョン(中国公開)が共に収録されています。当初はアナウンスされていなかったと思うのですが、メーカーさんが頑張ってくれたのでしょう。ただ、あるにこしたことは無いのですが、結局どちらも偽ジャッキーなんですよね…。(苦笑)
もうひとつの売りは、日本語吹替えが2バージョン収録されていることでしょうか。おそらくFILMEDIA版と同一と思われる「昼バージョン」のテレビ放送版、「夜バージョン」はなんと新録版! 吹替えキャストについてはamazonの商品ページをご参照ください。
実はコレ、個人的に嬉しかったり。旧DVD版に収録されていた吹替えはどうにも肌に合わないんです。特に少年時代のジャッキーが悟空にしか聞こえなくて…。ただ、ちょっと不満を言わせて貰えばシリアスな場面にも関わらず、石丸さんがコミカルな吹替えをしていること。まぁ、これはそういうオーダーだったのかもしれませんし、この作品自体そういうノリを狙って改編されているので仕方ないんでしょうけどね。
さて、作品自体については言いたい事が山ほどあるので、それは別記事でたっぷり書くとして、ソフトのレビューに戻ります。
なんといっても本商品の一番の売りは、そのあり得ないぐらい綺麗な映像でしょう!改編されているとは言え、ジャッキーの記念すべき初主演作が驚愕の画質で観ることができるんです!
アマゾンにUPされていた3作品の紹介動画の段階で、その画質の良さは充分に伝わってきましたが、いやー本当綺麗ですよ。とても元の作品が73年に撮られたものとは思えないです。羅維時代の他作品なんかハッキリ言って比べ物にならないぐらい鮮明です。
いや~、尚更これが『必殺鉄指拳』なのがホント惜しい!これが純粋に『広東小老虎(燃えよジャッキー拳/タイガー・プロジェクト)』だったなら…あぁぁ…。
画質が気になる方は、以下の比較画像を参考にして頂ければと思います。上段がFILMEDIA版DVD、中段が今回のパラマウントBDに特典として収録されているテレビ放送版(昼バージョン)です。そして下段がパラマウントBDのリマスター本編(夜バージョン)になります。再生環境によって見え方は変わってくると思いますので、あくまで参考程度に。
『ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳』画質比較検証
いかがでしょうか。余談ですが、特典映像のテレビ放送版はFILMEDIA版の方が綺麗な気がします。
ちなみに、本作にチンピラ役で出演してジャッキーと格闘している元彪(ユン・ピョウ)や火星(マース)の姿もバッチリ確認できますし、偽ジャッキーの小太り具合や、目隠しのスケスケ具合もバッチリですぜ!
とにかく、現状ではジャッキー初主演作の一端を超高画質で観ることが出来ると言う点で素晴らしい一本です。ファンならこれはぜひゲットして欲しい1本です!!
- タイガー・プロジェクト/ドラゴンへの道 序章 – Wikipedia改編前のオリジナル作品について
- ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳/刁手怪招(1973)~作品データなど
- タイガー・プロジェクト/廣東小老虎(1973)~作品データなど
さて、ブルーレイのレビューはここまでなんですが、どうしても気持ちがおさまらない!私の中では『ジャッキー・チェンの醒拳』を大きく上回る『必殺鉄指拳』への怒りが!!(※注※あくまで作品自体に対してです。)
実は、元々の『広東小老虎(燃えよジャッキー拳/タイガー・プロジェクト)』はそこまで酷い作品じゃないんです。ツッコミどころはありますが、後々のジャッキー作品を思わせるような場面もありますし、なんといってもジャッキーの記念すべき初主演作ですよ! それをこんなク○(自粛)みたいな作品を世に出してしまったがために、一緒くたにされて作品の価値を下げてしまっているとしか思えない!
そんなワケで、オリジナル版と改悪作品の違いを徹底分析(?)して、『広東小老虎』の魅力とブルーレイ発売を祈願する記事も書きました。一人でも賛同して頂けると、もしかしたらいつの日か高画質のジャッキー初主演作が観れる日が来るかもしれません!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
(おまけ)『ドラゴン特攻隊』Blu-rayちょっとだけレビュー
追加でついつい購入してしまった『ドラゴン特攻隊』。記事が仕上がる前に到着したので軽く触れておきます。
画質は良くなってました。『必殺鉄指拳』や以前の『蛇拳』ほどの感動はありませんが、DVDよりは確実に良くなってますね。まぁそれだけでも私には価値あるものになったと思います。
軽く画質を確認しただけなので、おそらく本商品のウリであろう「日本語吹替音声2種」については、まだコメントできません。ただ、王羽の声はテレビ版では池田さんじゃないようなのでちょっと楽しみ。今度ゆっくり見てみます。
特典映像は予告編のみ。まぁメイキングフィルムなんてあるわけないし、しゃーないっすね。
ただ、当時の予告編面白いですね。パンフなんかにも書いてあったと思いますが、「彼の目が澄んでいるのは、きっと、あなたのせいだ。」ってなんのこっちゃ(笑)。
というわけで、レビューらしいレビューになっていませんが、期待以下でも期待以下でもなく、予想通りの商品。購入して良かったなとは思います。
毎度、参考にさせていただいています。
今回、『ドラゴン特攻隊』を観ました。画質が、とてつもなく綺麗で驚きました。80年代とは思えないほど、美しい。90年代かと思ったくらいです。吹替マニアなもので、テレビと新録のW収録は嬉しいポイント。テレビ→新録と続けて観ました。意外と、ジミー・ウォング氏のシャア声が似合っていました。石丸さん、池田さん、千葉さんと大御所揃いなだけに、他は無名声優。それでも楽しめました。B子の声が、故・大泉滉氏と新録の方がシンクロしていてビックリ! あと気になったのは、やはり新録。セリフのあるシーンだと、BGMとSEが差し替えられるという。セリフがないシーンだと、オリジナルという現象。近年ある現存吹替に追加吹替するより、気になってしまいました。
JACや東映ヒーローものを彷彿とさせるアクション・シーン。特に、アマゾネスのパート。一瞬、観ている作品を間違えた感がしたくらいです(笑)。勝手な解釈ですが。そういう理由から、本作も東映が配給したのかなと。というより、当時の東映はジャッキー作品を配給してましたからね。偶然ですよね(汗)
こんばんは。
画質は綺麗でしたねー。
私はあまり吹替に馴染みは無いので良くも悪くもあまり気にならないのですが、石丸さんの声はやはり当時の方が好きです。
東映配給はどうなんでしょうね。単純にゴールデン・ハーベスト作品を東宝が押さえていたので、
東映は旧作などそれ以外の作品しか獲得できなかったのでは、と私は思ってます。
アタマがメンタイコになる。。。
当時、唐獅子~と同時上映だったドラゴン特攻隊
管理人さんの思いとはウラハラに、自分が初めてスクリーンで成龍を観たのが本作でした
「憧れのジャッキーに初めて映画館で会える!」
みなさんの評価は低いみたいですが、私にとっては良い思い出です^^
当時。劇場で3回観たんですよー
許不了と方正の最後のシーンで「B子!!」という字幕があったハズなんですが、BDでは無いのですが、、、
私の記憶違いなのでしょうか?
「おすぎとピーコ」 「オマツとB子」、、、 当時の東映スタッフの意気込み(映画を売ろう)を感じたのは僕だけでしょうか?
そうでしたか、最初に観た作品は思い入れがありますよね。失礼いたしました。
私はちょうど当時ジャッキーの新作が途切れて1年半以上待たされていた(当時としては地獄のような長さでした)ので、
やっと新しいジャッキーに会える!!という想いで劇場に言ったのでカウンターをくらってしまいました。
また当時小学3年か4年の私には話の内容も理解できない部分が多かったのも理由かもしれません。
とはいえ、話の筋云々よりもジャッキーの出番が少ない、というのがやっぱり大きかったのかも。
「B子!!」の字幕の件は私は全然わかりません。すいません。。。
この作品に限らず、公開版のセリフや字幕、全然記憶が無いのです。皆さん、凄いなぁ~。