中華圏ではたびたび映画・テレビと映像化されている中国の著名な小説家・金庸の武侠小説『書劍恩仇録』をもとにした中国・香港合作の1987年公開映画。
洪金寶(サモハン・キンポー)が1987年に『書剣恩仇録』の武術指導をしたという説があり、もしそれが事実であれば本作品か、同年のテレビドラマ版『書剣恩仇録』のどちらかではないかと思われる。
現時点では確証は無いので両作品を掲載し、疑惑の作品とさせていただきます。
本作品の監督は許鞍華(アン・ホイ)で長編になったため2編に分けられて公開。日本でも劇場公開されソフト化もされている。
武術指導に程小東(チン・シウトン)も関わったとする説もあるようだが、今のところそれを裏付ける資料は発見できていない。
『清朝皇帝(風と興亡)』の作品詳細
基本情報/スタッフ&キャストなど
製作年 | 1987年 |
---|---|
製作国 | 香港・中国 |
公開情報 | 香港:【第1部】1987-08-13 【第2部】1987-08-28 日本:1989-07-15 |
興行成績 | 香港:【第1部】5,991,706HK$ 年間ランキング55位 香港:【第2部】5,608,797HK$ 年間ランキング57位 |
製作会社 | 銀都機構有限公司 |
製作 | 沈民輝 郭風岐 |
監督 | 許鞍華(アン・ホイ) |
脚本 | 秦洗心 |
武術指導 | 吳堅強(ウー・チェンチアン) 程小東(チン・シウトン)*真偽不明 |
出演者 | 達式常(ター・シーチャン) 張多福(チャン・トウオーフ) 劉佳(リウ・ジア) 艾依諾 孫晨曦 郭碧川(クォ・ピーチュアン) 丁翠華(ティン・チュイホワ) 武春生(ウー・チュンシェン) 任乃常 余大陸 呂永泉 鄧婕 王洪濤 蓋麗麗 朱藝 張學浩 王景秋 侯長榮 王炳剛 陳友旺 張軍 鄭建華 傅永才 楊軍生 王文生 王敏 蔣巍 石葳 阿尼瓦爾 于莉(ユー・リー) |
PICK UP アーティスト
達式常
(ター・シーチャン)張多福
(チャン・トウオーフ)劉佳
(リウ・ジア)艾依諾
各国タイトルリスト
邦題 | 清朝皇帝 |
---|---|
風と興亡(ビデオ題) | |
Part1 漢題 | 書劍恩仇錄(繁体字) 书剑恩仇录(簡体字) 書剣恩仇録(日本漢字) |
江南書劍情(繁体字) 江南书剑情(簡体字) | |
Part1 邦題 | 紅花党の反乱 |
Part1 英題 | The Romance of Book and Sword |
Part2 漢題 | 香香公主 書劍恩仇録之香香公主(繁体字) 书剑恩仇录之香香公主(簡体字) |
戈壁恩仇錄(繁体字) 戈壁恩仇录(簡体字) | |
Part2 邦題 | シルクロードの王女・香妃 |
Part2 英題 | Princess Fragrance |
第1部 紅花党の反乱 あらすじ (wikipediaより転載)
清朝皇帝乾隆帝は、ある日滅満興漢を旗印にしている漢人の秘密結社「紅花党」の首領からの密書を手にし愕然とする。
そこには乾隆が実は漢人だという秘密が記されていた。これが公になると天下崩壊の危機と乾隆は紅花党の首領の命を奪う。
一方首領を失った紅花党は、若き陳家洛を次の首領とし、滅清を誓う。
ある日清軍と他民族間の経典争いに巻き込まれた陳家洛は、そこで回族長の娘霍青銅(ホチントン)を助け経典を奪回、同時に紅花党と回族は友清の同盟を結んだ。
やがて陳家洛は、杭州でお忍びの姿の乾隆と出会い、二人が実は兄弟であったことを知る。
そして兄の平和への願いに心うたれた陳家洛は、互いに傷つけあわないことを誓うのだった。
ところが乾隆は紅花党征伐を挙兵、反撃に出た紅花党は乾隆を六和塔に拉致し、たてこもった。
この激しい戦いの中で、家洛は兄の皇帝としての複雑な立場と内面の苦労を知り、命を助け同盟の誓いをたてるのだった。
第2部 シルクロードの王女・香妃 あらすじ (wikipediaより転載)
回族の協力を求め砂漠を急ぐ陳家洛は、ここで美しい娘香香と出会うが、彼女は族長の次女で霍青銅の妹だった。
その夜の宴で、香香は陳家洛を婚約者に選び、彼を愛する霍青銅は深く傷つく。
その時清から宣戦布告の使者が訪れ、その返答のために清軍に出向いた家洛と香香はその帰り道、清軍の罠にはまり砂漠に孤立する。
二人は霍青銅の優れた指揮で清の大軍を打ち破るが、陳家洛への思いに悩む霍青銅は、竜巻の中に身を投じた。
二人は彼女の後を追い、気がつくと彼らは伝説の迷宮の中にいた。
命からがらそこから脱出した霍青銅は妹のために身を引き、香香への愛を誓った陳家洛は北京へと向かった。
季節は冬になり、宮廷の乾隆を訪ねた陳家洛は、そこで囚われの身の香香と再会する。
家洛が去った後、清軍が回族を襲ったのだった。陳家洛は、香香と引き換えに紅花党に協力するという乾隆帝の言葉に、皇帝に身を捧げるよう香香に頼むが、絶望した彼女は純潔のまま自刃した。
その頃紅花党撲滅を謀む乾隆は、鉄砲隊に氷上球技大会観戦中の紅花党の人々に向けて一斉射撃を命じる。
すべてを失った陳家洛は、宮廷に仕え共に治世に協力するように説く乾隆をふりきって、一人西へと旅立つのだった。
0 件のコメント
(この記事のコメントの RSS を購読する)