風の輝く朝に／等待黎明（1984）

1980年代の香港映画のなかでも、傑作の呼び声高い作品で、第2次大戦下、日本軍侵攻の香港を舞台に、固い友情と愛で結ばれた2人の青年と1人の女性の鮮烈な生きざまを描いた作品。

周潤發（チョウ・ユンファ）主演。

サモハンが1980年に設立した寶禾影業（ボーホーフィルム）製作のためか、出品人としてサモハン・キンポーがクレジットされているが、具体的に製作に関わっていたかは不明。アクション指導はサモハンのスタントチーム「洪家班」が担当している。

『風の輝く朝に』の動画集

製作年	1984年
公開情報	香港：1984-11-01／日本：1990-01-26
時間	98分
興行成績	香港：HK$ 7,223,400　年間ランキング30位
製作会社	徳寶電影公司（D＆Bフィルム）／寶禾影業（ボーホーフィルム）
出品人	洪金寶（サモハン・キンポー）
製作	岑建勳（ジョン・シャム）
監督	梁普智（レオン・ポーチ）
脚本	陳冠中
武術指導	洪家班／林正英（ラム・チェンイン）
出演者	周潤發（チョウ・ユンファ）／萬梓良（アレックス・マン）／葉童谷峰（クー・フォン）／石堅（シー・キエン）／秦沛（チョン・プイ）于倩／午馬（ウー・マ）／韓義生（ホン・イーサン）樓南光（ビリー・ラウ）／翁世傑／朱斗王憾塵／易天雄／林志泰李志傑（リー・チーイップ）／錢嘉樂（チン・カーロック）／彭潤祥秦貴寶／周金江

1984年の香港興行収入ランキングです。（外国語映画を含む総合ランキング）

『風の輝く朝に』の興行収入ランキング

1941年、太平洋戦争が勃発し、日本軍の侵攻に揺れる香港を脱出し、オーストラリア密航を企てたフェイ(チョウ・ユンファ)は、ある日米屋の日雇い仕事でカン(アレックス・マン)という青年に出会った。

彼には幼なじみの米商人の娘ナン(イップ・トン)という恋人がいたが、彼女の父ハ(セッ・キン)は2人の結婚に反対していた。

3人が内地へ渡ろうとした日、香港は陥落し、彼らは香港に残ることを余儀なくされる。無政府状態の混乱の中で、ナンの家は暴徒たちに襲われ、彼女は強姦されてしまうのだった。

ある日、カンが日本軍の手先に捕らえられ、好日分子を装ったフェイがギャングのボス、リュウ(ポール・シン)の前で芝居をうち、彼は命からがらカンを救い出すのだった。

片耳を吹きとばされたカンの傷もそろそろいえた頃、ナンに横恋慕している日本軍将校(ヨン・サイキッ)が現われ、フェイを切りつけようとするところを、将校の首をナンがかき切るのだった。

追いつめられた3人は、船で脱出を試みるが、朝日の昇る頃、日本軍の船に見つかってしまう。

フェイは、ナンとカンを助けるために、日本軍の船もろとも自爆して果てるのだった。

時は流れ、朝やけの海の岬でナンはあの時の2人の男たちの姿を、万感の思いで回想するのだった。

大手レビューサイトでどのような評価付けをされているかの一覧です。

サイト名	言語	評価イメージ	評価点数	／最大点数
amazon.co.jp	日本語	評価10	5／	5
goo映画	日本語	評価6	60／	100
Yahoo!映画	日本語	評価6	3／	5
allcinema	日本語	評価9	9／	10
みんなのシネマレビュー	日本語	評価8	7.6／	10
ぴあ映画生活	日本語	評価8	80／	100
IMDB	英語	評価7	6.9／	10
amazon.com	英語	評価8	3.9／	5