秦始皇（1986）TVシリーズ

作品基本データ

製作国	香港
会社	亞洲電視（ATV)
監督	李兆華丁亮
主な出演者	劉永（トニー・リュウ）潘志文劉松仁（ダミアン・ラウ）米雪（ミシェール・イム）黃造時麥翠娴馮寶寶（フォン・ボーボー）王偉（ワン・ウェイ）魯振順

中国を始めて統一し、最初の皇帝となった秦始皇帝の生涯を描いた歴史ドラマ。1985年に香港ATVが制作した、全60回に及ぶ長編シリーズだ。少年時代から老年期までの始皇帝を劉永（トニー・リュウ）が好演。その他、劉松仁（ダミアン・ラウ）、馮寶寶（フォン・ボーボー）、米雪（ミシェール・イム）、潘志文（プーン・チーマン）などが出演。西安ロケによる臨場感あふれる映像や羅嘉良(ロー・ガーリョン)による主題歌など、見どころも満載。

≪STORY≫野心家だった趙国の商人・呂不韋は、秦の荘襄王に自分の妾妻・趙姫を贈り、秦の宰相となる。やがて趙姫は男の子を産み、贏政と名づけられた。やがて贏政は荘襄王の死去によって13歳で即位するが、当初その実権は呂不韋に握られたままだった。一方、贏政は韓國の王女・韓彌に一目ぼれ。だが、韓彌は彼の親友でもある燕国の太子丹と結ばれ、実らぬ恋に終わる。そして22歳のときついに呂不韋から政治の実権を奪回。李斯を重用し、周辺国を統一するという大事業に乗り出す。秦の勢力に危機を感じた燕の太子丹は刺客・荊軻を送り込むものの、暗殺に失敗。陰謀を知った贏政の逆鱗に触れ、逆に滅ぼされてしまう。こうして六国統一を成し遂げた贏政は、始皇帝と名乗り、中国最初の皇帝となった。彼は万里の長城建設という歴史に残る一大土木事業を行ったが、焚書坑儒とともに民衆の反感を買う結果となり、秦は滅亡へと向かう。