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PRODUCTION NOTES 1


プリプロダクション~製作までの長い道のり

プリプロダクション~構想13年、脚本7年の長い道のり

『成龍計劃(ジャッキー・チェン プロジェクト)』始動

ジャッキーはアジアの鷹シリーズとして、86年『サンダーアーム/龍兄虎弟』、90年『プロジェクト・イーグル』を送り出した。ともにジャッキー自ら監督した作品である。そしてジャッキーは『ラッシュアワー』によるハリウッド本格参入目前の98年、それまでのジャッキーアクションの集大成であり、自らの全てを注ぎ込む『成龍計劃』第1弾として『Who am I?』を製作。そして『プロジェクト・イーグル』以来、8年ぶりに自ら監督を務めた。
その後、ハリウッドでの自らのアクションに不満を感じつつも、再び自らがメガホンを取り、全てを作品に注ぎ込める『成龍計劃』第2弾を送り出す日を14年も待つこととなる。

アジアの鷹第3弾『藍陶戰影』

2000年代に入ると、アジアの鷹第3弾として具体的な企画が立てられていく。しかし、ゴールデン・ハーベスト製作の『藍陶戰影(Operation Condor3 : The Shadow of Blue Terra Cotta)』として発表されたものの、そのアイデアは『アクシデンタル・スパイ』『THE MYTH 神話』といった作品に形を変えていくことになった。

『中国十二宮』として準備が本格化

『THE MYTH 神話』の頃から、脚本が形となっていき、2007年には中国の重要な宝を全世界で取り戻すという内容で、タイトルも『中国十二宮』に。それぞれ仏語・英語・中国が話せ、アクションのできる3名のヒロインを登場させることに。ジャッキー自ら監督・脚本を担当し、前作から引き続き、フランキー・チャンも加わる予定となった。

『Chinese Zodiac』製作始動!
しかし相次ぐ撮影延期

その後、2009年に『Chinese Zodiac』として正式に製作が始動するが、なかなか撮影に入ることは出来ず、たびたび撮影開始が延期されることに。ようやく撮影が開始されたのは2011年6月。実に構想13年、脚本着手から7年、製作発表から5年、撮影開始予定から1年2か月遅れでのクランクインであった。

キャスティング

キャスティング

ジャン・ランシン(配役:ボニー)

オーディションの最終候補に残ったのは、いずれもテコンドーの使い手で長身の3名。
繰り返し行われるカメラテストの中での、素直で真面目に取り組む姿勢が決め手に。
撮影で膝を痛めていたが、ジャッキーには内緒に持ち前のガッツで乗り切った。

ヤオ・シントン(配役:ココ)

2010年秋に予定されていた本作の撮影が延期された際に、英語もフランス語も出来ないことからキャストを降板させられるところだった彼女。しかし、プロデューサーからチャンスを与えられた彼女は9カ月間みっちりフランス語を勉強し、見違えるほど上達していたことが採用の決め手に。

しかし、ジャッキーも演技力は認めつつも、その扱いには手を焼いたようだ。
かつて見たことがないほどの怖がりらしく、高所のシーンで泣き、撮影用の機関銃が怖くて泣き、水へ飛び込むのが怖いと泣き…そして、痺れを切らしたジャッキーが、無理矢理彼女を水に落としたことに怒っていたとか…。

リヤオ・ファン(配役:デビッド)

『さらば復讐の狼たちよ』などでの個性的な演技やその正確が認められ参加。
アクションは出来なかったため、単純な動きしか演じなかったが、それでも50回以上のテイクを重ねることに驚いていたという。

クォン・サンウ(配役:サイモン)

ジャッキーが04年の韓国映画「マルチュク青春通り」で彼のアクションが気に入りオファーを受ける。お互いのコミュニケーションは主に英語。アクションの素質があり、聡明だとジャッキーは語り、撮影で脚をケガした時に、ジャッキーがスタントマンを使うよう提案したが、「ジャッキーさんが使わないから僕も使いません」と自ら演じたとか。

※浅野長英
(配役:スパロウ似の海賊)

中国人と日本人のハーフで、ジャッキーの事務所に所属。日本で育ち、ここ10年以上中国で耿長軍の名前で役者として活躍中。

ロケーションMAP&スケジュール

円明園と十二生肖像

円明園と十二生肖像

円明園(えんめいえん)は1709年に雍正帝によって創建されたが、1860年、アロー戦争の際に英仏軍に破壊され廃墟に。

十二生肖像は、円明園に設置されていた「頭は獣、体は人間」の銅像で、それぞれ中国の十二支をあらわしていたが、その後、頭部だけが切断され国内外に流出したとされる。(イギリス・フランス軍に略奪されたわけではないというのが近年の大方の見解。)

中国の十二支は、鼠(ねずみ)、牛(うし)、虎(とら)、兔(うさぎ)、龍(りゅう)、蛇(へび)、馬(うま)、羊(ひつじ)、猿(さる)、鶏(にわと り)、犬(いぬ)、豚(ぶた)であり、日本とは表記が異なっているが、意味はほぼ同じである。

ジャッキー歓喜!映画の世界が現実に?鼠と兔が返還

2013年4月。鼠と兔の十二生肖像を所有するフランス企業が、中国に寄贈すると発表。少なからず、本作の影響もあったのではないでしょうか。このニュースにはジャッキーも大喜びだったとか。

→【外部リンク】略奪の十二支像、中国に返還=ウサギとネズミ、仏企業が表明|時事ドットコム

ジャッキーが伝えたかったこととは?

もちろん国宝や重要な文化財の流出や返還、という直接的なメッセージもあったのでしょうが、それは過去の罪や行いを非難しているわけではないし、特定の人種や国を非難しているわけでもない。もちろん中国映画である以上、検閲を通るための表現が誤解を生むこともあるが、大事なのはこれからの行いであると。実際、劇中でのJCの描かれ方にもそれは出ているし、本作のメイキングで海賊版ではなく、劇場で観て欲しいと訴えたジャッキー。「これからで構いませんから」そう語ったジャッキーの言葉にその想いが込められているような気がする。

【十二生肖像の実際と劇中の行方】

作品に登場する魅力的なガジェットたち

作品に登場する魅力的なガジェットたち

ボニーが運転するスーパーカー

作品の冒頭、セクシーなボニーが運転する黒いスーパーカーが登場する。

この車は、ランボルギーニ・ムルシエラゴ。
最高時速は300km/hオーバー!のスーパーマシンである。

最高で52台の車を持っていたことでも有名なカーキチであるジャッキー。
フランキー・チャンが明かしたところによると、実はこの車、実際にジャッキーが持っている車の一つで、2009年に購入したものだとか。さすがジャッキー!

ローラースーツ

ジャッキーに本編冒頭のローラーアクションを指導した、ローラーマンことジャン・イヴ・ブロンド氏が開発したスーツ。正式には「バギー・ローリング・スーツ」と言うらしく、オリジナルは約50万円ほどだとか。

ジャッキーのアイデアを取り入れて、本編用に開発されたスーツには24個のローラーが付いていて、最高で時速126キロが出るように設計されたのだとか。そしてブレーキはナシ。その重さはなんと約17kgで、猛暑の中の撮影中、スーツの中は灼熱だったとか。

十二生肖ブロンズ像

劇中で使われているブロンズ像は、オリジナル像の制作方法や形状を10人の専門家が6年がかりで研究し、2年を費やして作られたもの。銅95%のブロンズ像で、非常に高価なもののようだ。その後、ジャッキーはこの像を、『ライジング・ドラゴン』中国公開の約2か月前に円明園に寄贈している。

→【外部リンク】ジャッキーが「失われた円明園の像」復元・寄贈…新作にちなみ|サーチナ

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