- ジャッキー・チェン
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ジャッキー・チェン(成龍/Jackie Chan)
配役:JC
JCは"アジアの鷹"と呼ばれる伝説のトレジャー・ハンター。
アンティーク・ディーラーであるマックス・プロフィット社に雇われ、行方の分からない中国十二支のブロンズ像を探しに世界を駆け巡ることとなる。
高額なギャラで難度の高い依頼をこなすが、仕事選びやその遂行にあたっては彼なりの流儀があるようだ。そのため、いかなる手段も選ばない同業者のハゲタカとは衝突することが多い。
もともと根っからの悪人ではなかったが、ココと出会い次第に良心に芽生え始める。
仕事柄、家庭を留守にすることが多く、不満を募らせる妻の機嫌を取ろうと躍起になっている。1954年4月7日香港生まれ。体当たりのアクションで多くのファンを魅了する世界的なアクションスター。
7歳から中国戯劇学院に寄宿し、10年間に渡り京劇や武術の訓練を受ける。その後、スタントマンや武術指導で頭角を現すが、役者としてはなかなか芽が出ず長い下積みが続く。しかし、主演を務めた1978年の『スネーキーモンキー蛇拳』、『ドランクモンキー酔拳』が立て続けに大ヒット。彼の陽気でユーモアたっぷりな性格とドタバタ喜劇の強いギャグを盛り込んだアクションが、ブルース・リー亡き後急速に冷え込んでいた香港映画界に新風をもたらせた。
80年代には『プロジェクトA』(1984)、『ポリス・ストーリー 香港国際警察』(1985)など今なお歴史に残る名作を量産。アジアでの地位を確たるものにする。
90年代、『レッド・ブロンクス』(1995)で北米週末興行収入No.1ヒットを記録し、ハリウッド進出の足掛かりを得、『ラッシュアワー』(1998)シリーズの大ヒットにより、念願の国際的な成功を手中に収めた。
また、慈善活動に熱心なことでも知られ、総資産260億円と言われる財産もその全てを不幸な人の為に使う事を公言している。
近年ではアクションを控えめにして演技派としての新境地を開拓していたが、本作でまだまだそのアクションは健在であることを証明した。 - クォン・サンウ/ジャン・ランシン
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クォン・サンウ(權相佑/Kwon Sang-Woo)
配役:サイモン
サイモンはJCの右腕でチームの主要メンバー。頭の回転が速いオールラウンダーであり、腕の立つ武道家。JCが大きな仕事をする際に最も信頼するハンター。チーム内のボニーと結婚し娘が一人いるが、夫婦生活は破綻寸前。
1976年8月5日韓国生まれ。甘いマスクと"モムチャン"(韓国語でいうマッチョの意)"と形容される肉体美を誇る人気韓流スター。モデルとして活動後、ドラマ「おいしいプロポーズ」でデビュー。その後、人気TVドラマや映画に多数出演し日本でも人気を博する。『マルチュク青春通り』(2004)でのアクションがジャッキーの目に留まり、本作で初の海外メジャーデビューを果たす。
もともとアクションに長けており、ジャッキー曰く「素質があり聡明」というサンウ。本作では首や脚を痛めつつも「ジャッキーがスタントを使わないなら自分も」と、ノースタント・アクションを披露。しかし出演シーン大幅カットの為、本領は発揮できず、残念。ジャン・ランシン(張藍心/Zhang Lanxin)
配役:ボニー
ボニーは戦術と格闘に長けたJCチームのメンバーの一人。テコンドーをベースとした足技が得意。知力、体力、戦闘力に優れている。サイモンの妻であり娘が一人いるが、夫婦生活は破綻寸前。娘からの手紙に涙するなど、感情豊かな一面も覗かせる。
1986年6月21日北京生まれ。北京体育大学卒業。以前はジャン・ムウとして活動。177cmと長身で抜群のプロポーションを誇りながらも、2004年に全国テコンドー選手権55kg級で優勝した経歴を持つ武術家。タレントとしてTVで活動を続けるほか、モデルとしても活躍。劇場映画デビューとなった本作では、中国華鼎奨で最優秀新人賞を獲得し、出演オファーが殺到中の注目新人。
美しく、強く、そしてチャーミングという、次世代のレディドラゴン。セクシーな冒頭シーンから、本作の見せ場の一つである終盤のキャットファイトシーンと大活躍。コミカルな役どころも似合いそうで、今後の活躍への期待感はMAX。 - ヤオ・シントン/リアオ・ファン
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ヤオ・シントン(姚星彤/Yao Xingtong)
配役:ココ
ココはソルボンヌ大学でアンティークを学ぶ中国人学生。アンティークの研究が高じて美術品の真偽を評価する専門家になり、さらには盗品の文化財を元の国に戻す運動の活動家となる。JCらがトレジャー・ハンターであることを知らないまま、仲間に加わることになる。
1983年4月12日生まれ。168cm。オードリー・ヘップバーンに憧れ女優を志し、北京電影学院演劇部を卒業。2003年にテレビドラマ、2006年に映画デビューを果たす。2009年にはマカオ国際映画祭にて最優秀新人賞を獲得するなど、演技派として注目されている。
どことなくマギー・チャンに似ている顔立ちも、整○のせいか、ナチュラルさが不足・・・。大陸の言い分を一手に引き受けた立ち位置も相まって日本人ウケが悪いこと必至。ジャッキーも彼女には相当手を焼いたとか。リアオ・ファン(廖凡/Liao Fan)
配役:デビッド
デビッドはJCのチームの技術専門で、盗聴器や監視カメラなどスパイ機器の制作、模造品アンティークの制作を担当する。IT技術を駆使したデビッドの活躍で、JCたちをサポートする。妻が妊娠中でまもなく出産予定。
1974年2月14日生まれ。1997年に上海戯劇学院を卒業。TVドラマや映画に多数出演し、2005年にはシンガポール国際映画祭にて最優秀主演男優賞を受賞。『さらば復讐の狼たちよ』(2010)での演技がジャッキーの目に留まり本作へ出演。近年ではフォン・シャオガン(馮小剛)監督の『非誠勿擾2』(2011)にも出演している。
本作ではかなり存在感が薄く、見せ場という見せ場はないが、密かに良い味を出している。ジャッキーにその個性的な演技と性格が気に入られ本作に抜擢、簡単なアクションにも挑戦している。 - ローラ・ワイスベッカー/アラー・サフィ/ケイトリン・デシェル
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ローラ・ワイスベッカー(Laura Weissbecker)
配役:キャサリン
キャサリンは気立ての良い若いフランス上流階級の女性で、裁判所から家族の破産を伝えられ、無一文となる。十二生肖像の一つを持っており、19世紀の略奪に加わったフランス兵士の子孫である。高祖父の足取りを追うためJCに協力を仰ぎ、南太平洋での探索に加わる。
1984年10月3日生まれ。工学修士号を持つフランス人女優で両親ともに大学教授。ロスで演技を学び、フランス語、英語、ドイツ語が堪能、現在は中国語を勉強中という才女。本作で国際的な映画デビューを果たす。
アラー・サフィ(Alaa Safi)
配役:禿鷹(ハゲタカ)
ハゲタカはマックス・プロフィット社が雇った別のトレジャー・ハンターで、目的の為には手段を選ばない。劇中では商売敵であるJCと2度戦うが、実力を互いに認め合う良きライバル。
1984年2月26日フランス生まれ。7歳からテコンドーを始め、18歳の時にはテコンドーで世界チャンプに。後にタイで2年間プロのスタントマンとして経験を積む。その後はパリを本拠に『アルティメット』(2004)、『パリより愛をこめて』(2010)など多くの映画やTV映画、舞台などに出演。英語、フランス語、アラビア語が堪能。
- オリヴァー・プラット/ロザリオ・アメデオ/ジョナサン・リー/ユ・スンジュン/ケニー・ロー
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オリヴァー・プラット(Oliver Platt)
配役:ローレンス·モーガン
アンティーク会社マックス・プロフィット社の社長。同社はひそかに偽アンティークの製造・販売で世界をリードしている悪徳ディーラーで、JCのようなハンターを一時雇用して世界中のアンティークを狙っている。
1960年1月12日生まれ。外交官の息子として生まれ、オフブロードウェイの劇場でManhattan Punch Line Theater Groupのメンバーとして演技を始め、ビル・マーレイに目を止められ、ジョナサン・デミ監督の『愛されちゃって、マフィア』(88)で映画デビュー。オリヴァーはそのまま『ワーキング・ガール』(88)でメラニー・グリフィスのセクシーなボス役を演じてマイク・ニコルズと仕事をした。その後も様々な話題作に出演を続け、コメディからシリアスな映画まで様々な役柄を演じる個性派俳優としての地位を築いた。
ロザリオ・アメデオ(Rosario Amadeo )
配役:ピエール
マルソーの部下。城から十二支像を奪ったJCを執拗に付け狙う。
ジョナサン・リー(李宗盛/Jonathan Lee)
配役:ジョナサン
マックス・プロフィット社とJCの仲介をするが、同社が十二支像の「龍」を持っていることを知りながら、JCに隠していた。お調子者。
1958年7月19日生まれ。台湾の歌手・プロデューサー。80〜90年代にかけて、ヒットメーカーとしてヒット曲を連発。周華健、張震嶽らとユニットを結成し活動していたこともある。
ユ・スンジュン
(劉承俊/Yoo Sung-jun)配役:海賊頭
ジャッキーの事務所に所属する韓国人歌手。『ラスト・ソルジャー』(配役:ウェン太子)以来、映画出演は2本目。
ケニー・ロー
(盧惠光/Ken Lo)配役:海賊
かつて成家班に在籍し、ジャッキーのボディーガード兼トレーニングパートナーも務めていた元フリースタイルのキックボクシングチャンピオン。一時はジャッキーとの不仲説も囁かれたが、なんだかんだで、ほとんどの香港系の作品には出演している。
- スペシャルなゲストたち
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ジョアン・リン(林鳳嬌/Joan Lin)
配役:JCの妻
ジャッキーの奥様。かつては金馬奨で最優秀主演女優賞を獲得するなど、林青霞(ブリジット・リン)らとともに「二秦二林」と呼ばれた人気女優だったが、ジャッキーとの結婚を機に完全引退。ジャッキーたっての願いで約30年ぶりにスクリーンに復活!感涙もののエンディングとなった。
ジェイシー・チャン
(房祖名/Jaycee Chan)※エンドロール
ご存知ジャッキーの愛息ジェイシー。歌手・俳優として活躍するジェイシーがエンディング曲を提供。エンドロールでは一瞬だがレコーディング時の映像が!
ダニエル・ウー(呉彦祖/Daniel Wu)
配役:医師
ジャッキーと共演した『香港国際警察/NEW POLICE STORY』で台湾金馬奨助演男優賞を受賞。その他のジャッキー映画にもよくカメオで顔を出し、プロデュース作品にも多く出演。近年は俳優として活動しながらも、スティーブン・フォン(馮徳倫)と映画製作会社を設立し『太極』シリーズを発表するなどマルチな才能を発揮中。
スー・チー(舒淇/Shu Qi)
配役:デビッドの妻
今や台湾・香港映画界を代表する国際派女優。ジャッキーとは『ゴージャス』で共演。アクション作品にも多く出演している。
チェン・ボーリン(陳柏霖/Wilson Chen Bo-Lin)
配役:ウー・チン
ジャッキーの息子ジェイシーの大親友である台湾出身の俳優。
バイ・ビン(白冰/Bai Bing)
配役:リリー
「小金喜喜」とも呼ばれ、ジャッキー製作のTVドラマ版『神話』でブレイクした人気女優。ジャッキーとは『カンフーキッド』や『新少林寺』で共演。
ワン・リーホン(王力宏/Wang LeeHom)
※エンドロール
ジャッキーと大の仲良しな台湾の歌手。俳優としては『ラスト・ソルジャー』等に出演。主題歌を提供したほかエンドロールに一瞬登場。
- その他の出演者たち
その他の出演者たち
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ヴィンセント・ツェ
(施祖男)
マイケル・モーガン -
プン・ボーイー
(Bo-Yee Poon)
ローレンス助手 -
トニー・ヴァンジェールオエ(Tony Vingerhoets)
ローレンス助手 -
デビッド・トロク
(David Torok)
マイケルの部下 -
Pierre-Benoist Varoclier
レオン(ココ元彼) -
ケイリー・ウッドワース
(Cary Woodworth)
ココ仲間 -
Charlotte MacInnis
(愛華)
ココ仲間 -
ワン・チンシャン
(王慶祥)
グァン教授 -
チュイ・ハオボー
(Cui Haobo)
中国大使 -
ジョン・ペイズリー
(John Paisley)
チャールトン卿 -
マルク・カノニザード
(Marc Canonizado)
マルク -
ジャン=マリー・フォンボンヌ(Jean-Marie Fonbonne)
マルソー -
オリヴィエ・サ
(Olivier Sa)
ピエール部下 -
カリム・クリダ
(Karim Krida)
ピエール部下 -
エマニュエル・レンツィ
(Emmanuel Lanzi)
ピエール部下 -
ポール・フィリップ・クラーク(Paul Philip Clark)
ピエール部下 -
イゴール・ダルボ
(Igor Darbo)
警察官(仏) -
浅野長英
(耿長軍)
海賊(日) -
ピエール・ブルドー
(Pierre Bourdaud)
海賊 -
ミリアム・ブランカエル
(Myriam Blanckaert)
フランスのメイド -
デビッド・セレーノ
(David Serero)
マルソー城警備員 -
ジェニファー・エデン
(Jennifer Eden)
ニュースキャスター -
リン・ポン
(林鵬)
レポーター -
アンドリュー・ダシュ
(Andrew Dasz)
レポーター(西) -
エミリー・ギヨー
(Emilie Guillot)
レポーター(仏) -
ラニ・ビーマク
(Rani Bheemuck)
デモ参加者 -
チアン・ウェン
(姜文)
※ナレーション
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CAST
1:18 PM
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