「ドラゴン危機一発」「ドラゴン怒りの鉄拳」と立て続けに歴史的ヒットを放ったブルース・リーが、ゴールデン・ハーベストの鄒文懐(レイモンド・チョウ)と共に設立した協和電影(コンコルド・プロダクション)の第1回作品。
ブルースが企画・主演・監督・脚本・武術指導を務めた今作では、香港映画初のローマロケを敢行。当時は全くの無名だったチャック・ノリスとのクライマックスのコロシアムでの対戦は、カンフー映画史に残る名シーンとして名高い。
そのほか、後にジャッキーの「ヤング・マスター」で壮絶なアクションを見せる韓国合気道の達人、ウォン・インシックが日本人空手家役で出演。また、ブルースの弟子ボブ・ウォールが今作で俳優デビューを飾っている。本人監督作だけあって、最もブルースの見せ場が多い人気作。また、ユン・ピョウがスタント参加している。
『ドラゴンへの道』の動画集
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本編動画
『ドラゴンへの道』の作品詳細
基本情報/スタッフ&キャストなど
製作年 | 1972年(1972年5月4日~1972年6月29日) |
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公開情報 | 香港:1972-12-30/日本:1975-01-25 韓国:1974-10-11/アメリカ(ニューヨーク):1974-08-07 |
時間 | 99分 |
興行成績 | 香港:5,307,350HK$ 年間ランキング1位 日本:7.7億円 年間ランキング9位 |
製作費 | 130,000$(728,000HK$、約4,000万円) |
受賞 | 第十一屆金馬獎 : 優等劇情片 ; 最佳剪輯, 張耀宗 |
製作会社 | 嘉禾有限公司(ゴールデンハーベスト)/協和電影公司(コンコルド・プロダクション) |
製作 | 李小龍(ブルース・リー)/鄒文懷(レイモンド・チョウ) |
監督 | 李小龍(ブルース・リー) |
脚本 | 李小龍(ブルース・リー) |
武術指導 | 李小龍(ブルース・リー)/ 小麒麟(ユニコーン・チャン) |
出演者 | 李小龍(ブルース・リー)/
苗可秀(ノラ・ミャオ)/
魏平澳 黃宗迅/ 劉永(トニー・リュウ)/ 小麒麟(ユニコーン・チャン) 羅禮士(チャック・ノリス)/ 瑪麗莎(マリサ・トメイ)/ 羅拔窩(ロバート・ウォール) 黃仁植(ウォン・インシック)/ 陳炳熾/ 金帝 胡奀/ 陳福慶/ 聶安達/ 林正英(ラム・チェンイン) 元彪(ユン・ピョウ)/ 元華(ユン・ワー) |
PICK UP アーティスト
李小龍(ブルース・リー)
苗可秀(ノラ・ミャオ)
魏平澳
黃宗迅
劉永(トニー・リュウ)
小麒麟(ユニコーン・チャン)
羅禮士(チャック・ノリス)
瑪麗莎(マリサ・トメイ)
羅拔窩(ロバート・ウォール)
黃仁植(ウォン・インシック)
各国タイトルリスト
漢題 | 猛龍過江(繁体字) 猛龙过江(簡体字) |
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邦題 | ドラゴンへの道 最後のブルース・リー ドラゴンへの道 |
英題 | The Way of the Dragon Way of the Dragon |
Return of the Dragon | |
Fury of the Dragon | |
Revenge of the Dragon(TV) | |
韓題 | 맹룡과강 |
葡題 | O Vôo do Dragão |
西題 | El furor del dragón |
El regreso del dragón | |
El furour du dragon | |
伊題 | L’urlo di Chen terrorizza anche l’occidente |
La furia del drago | |
仏題 | La Fureur du dragon |
独題 | Die Todeskralle schlägt wieder zu |
Bruce Lee – Die Faust des Drachen Die Faust des Drachen |
あらすじ
イタリアにやってきた中国人青年タン・ロン(ブルース・リー)は、美しい娘チェン(ノラ・ミャオ)に案内され、彼女が経営する中華レストランに着いた。
チェンの店はマフィアに狙われ、毎日のようにいやがらせの被害にあっていたのだ。
やがてマフィアは店の譲渡契約書にサインするよう強引に迫ってきた。
そこに現われたタンは得意の空手を駆使して十数人の部下たちをけちらした。
マフィアのボスはタンの強さに舌をまいたが、それではとロバートという空手チャンピオンをやとい入れた。
人ッ子ひとりいない古代ローマの遺跡コロシアムでタンとロバートが対峙した。
中国クン・フーとアメリカ拳法の激突、この広いコロシアムの真只中で誰にも見とられずに戦いを交える二人。
長い戦いの末、タンはロバートを倒した。やがてタンはチェンに別れを告げると、ひとり静かにローマを去っていくのだった。
小ネタ
- 香港映画では初めてローマ・ロケを敢行、ラストのコロッセオにおけるチャック・ノリスとの死闘(実際はスタジオのセットで行われたが)はブルース・リー作品でもベストに挙げられ、格闘家であった角田信朗も絶賛するほどであり、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演、ツイ・ハーク監督の『ダブルチーム』のラストにあるミッキー・ロークとの死闘も明らかに本作を意識している。以降、この作品の出演で国際的にも名が広まったチャック・ノリスは『地獄のヒーロー』(1984)を始めとするアクション映画に多数出演。一躍アメリカの人気アクションスターに成長した。
- 日本人空手家として登場するウォン・インシック(黄仁植)の物凄いイントネーションの日本語(「おまぃわぁ~タンロンがぁ?(お前はタンロンか?)」など)は、ブルース・リー・ファンの話のタネにされる事が多い。ウォンは後にジャッキー・チェンの『ヤングマスター 師弟出馬』『ドラゴンロード』に出演し、その屈強な悪役ぶりが話題になった。
- 後にブルース・リーとの共演経験もあるサモ・ハン・キンポーが、ブルース・リーと本作品へのオマージュを込めて製作したのが『肥龍過江』(邦題『燃えよデブゴン』)である。
- 劇場公開前は映画の配給を予定していた東宝東和が『ドラゴン電光石火』と言うタイトルで雑誌で宣伝していた。EP盤のレコードまで発売していたのに、突然ゴールデン・ハーベスト社が裏切り東和配給予定が東映に移ったため『ドラゴンへの道』と題名まで変えなければならなくなった。
評価一覧・レビュー
大手レビューサイトでどのような評価付けをされているかの一覧です。
サイト名 | 言語 | 評価イメージ | 評価点数 | /最大点数 |
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amazon.co.jp | 日本語 | 評価9 | 4.3/ | 5 |
goo映画 | 日本語 | 評価9 | 85/ | 100 |
Yahoo!映画 | 日本語 | 評価9 | 4.5/ | 5 |
allcinema | 日本語 | 評価8 | 7.56/ | 10 |
みんなのシネマレビュー | 日本語 | 評価8 | 7.76/ | 10 |
ぴあ映画生活 | 日本語 | 評価8 | 79/ | 100 |
IMDB | 英語 | 評価7 | 7/ | 10 |
allmovie | 英語 | 評価5 | 2.5/ | 5 |
amazon.com | 英語 | 評価8 | 4.1/ | 5 |
Daum | 韓国語 | 評価9 | 9.2/ | 10 |
Filmaffinity | スペイン語 | 評価7 | 6.7/ | 10 |
YesAsia.com | 中国語 | 評価8 | 8/ | 10 |
豆瓣电影 | 中国語 | 評価8 | 8.2/ | 10 |
PICK UP レビュー
良い評価映像のリズム感が抜群。これぞ一級のアクション映画(amazon.co.jp)
ご存知の方も多いと思われますが、この作品を監督するために、ブルース・リーは数多くの書物を通して映画の撮り方を勉強し、撮影現場でカメラマンの西本正氏を驚嘆させるほどの腕前を示したと言われています。普通の新人監督が2,3日かけて撮るシーンを・・・続きを読む
良い評価燃えよドラゴンと並ぶ好きな映画(amazon.co.jp)
「怒りの鉄拳」では、対ロバート・ベイカー戦で格闘技的技術が盛り込まれ、迫力、見所があった。本作の敵役は、チャック・ノリスをはじめ、ロバート・ウォール、ウォン・イン・シック等、本物の格闘家が脇を固め、彼らとの・・・続きを読む
『ドラゴンへの道』の画像ギャラリー
『ドラゴンへの道』の商品情報
パンフレット
DVDや関連商品
香港版Blu-ray
- リージョンコード:A(日本可)
- 言語:広東語, 北京語, Thai
- 字幕:英語, 中国語(繁体字), タイ語
- 価格の目安:約2,900円
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