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PRODUCTION NOTES 2

【フランス・パリ郊外】製作ノート 1

製作ノート 1【フランス・パリ郊外】

観光地としても人気のシャンティイ城

オマール公の図書室での映画の撮影が許可されたのは本作が初めて。
しかしながら、図書室を含め今では老朽化が進んでいる城内通路などでの大がかりなアクションシーンの撮影は禁止されてしまったそうだ。

ドッグ・チェイスにはご用心

ドーベルマンとのドッグチェイスでは、調教師がブルーの全身タイツを着用し、本気でジャッキーに襲いかかる様、犬たちをけしかけていた。案の定、ジャッキーはドーベルマンにお尻近くを噛まれ、病院行へ。破傷風の感染予防注射を打たれることになった。
庭園は実際のものと、現場に設置したセット、そしてCGを併用して撮影され、庭園外のシーンは北京で撮影されている。なお、庭園はシャンティイ城のものではないと思われる。(※キャサリン邸を含め、場所はまだ未特定。)

【撮影期間】
2011年6月5日~8月末(約3か月間)
【主に撮影されたシーン】
マルソー城侵入(城内、城外)
迷路でのドッグチェイス(後半は北京)
キャサリン邸
駐車場でのアクション(カット)
【ロケ地】
シャンティイ城:Château de Chantilly


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『ライジング・ドラゴン』メイキング特別編~サンウ&ランシン

【フランス・パリ】製作ノート 2

製作ノート 2【フランス・パリ】

フランス政府全面協力で実現したこだわりロケ

当初、上海のフランス租界での撮影も考えられたが、ジャッキーのイメージ通りの場所が見つからず、ロケに至る。フランスでは警察など政府の全面協力を受け、さらに補助金としてロケ費用の20%が返還されるなど、撮影は概ね順調に進んだが、なかなか思ったような晴天に恵まれず、天候には苦しめられた。

エッフェル塔近くのセーヌ川沿いのアクションシーンでは、雑菌による感染防止のため、出演者は全員予防注射を打たされ、実際に川に入ったキャストは撮影後、消毒水で洗浄しなければならなかった。

【撮影期間】
2011年6月5日~8月末(約3か月間)
【主に撮影されたシーン】
パリ入国(空港)、警察署
ココの船、セーヌ川沿いのアクションシーン
広場での抗議運動
【ロケ地】
シャルル・ド・ゴール国際空港
:Charles De Gaulle International Airport
セーヌ河岸(エッフェル塔近く):Paris, Banks of the Seine
シャイヨー宮:Palais de Chaillot


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『ライジング・ドラゴン』パリ編メイキング

シャルル・ド・ゴール国際空港での『ライジング・ドラゴン』撮影場所

【北京・ロケ】製作ノート 3

製作ノート 3【北京・ロケ】

1か月半かけて撮影された人気のローラーアクション

ローラーアクションのシーンは、フランスやラトビアで撮影されたと言われることがあるが、実際は北京で撮影されている。撮影時は、40人のスタッフによって全ての道路が山頂からふもとまで封鎖され、1か月半に渡って撮影された。

トンネルの装飾やローラー滑走時のバックに映った明らかに中国的な建物などもCG処理されている。元の映像はメイキング映像等で確認できる。

【撮影期間】
【前期】2011年8月29日~12月29日(4か月)
【主に撮影されたシーン】
円明園のグァン教授を訪問
ローラーシーン全般(軍施設脱出は撮影所)
グライダーシーン(サンウ車へ着地のシーン)
【ロケ地】
円明園
黄土梁公路(トンネルは黄土梁隧道)


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『ライジング・ドラゴン』メイキング動画

【北京・スタジオ】製作ノート 4

製作ノート 4【北京・スタジオ】

最も時間をかけたアクションとアクシデント

最も多くの時間をかけた北京での撮影。中でも贋作工場でのソファバトルには実に3ヶ月もの期間を費やし、撮影時には奥様のジョアン・リンさんも現場へ駆けつけ、ジャッキーを見守った。
工場の爆発シーンでは火の気がないので火薬を使えず、800ポンドの窒素ガスで爆破。たった1秒ほどのシーンの為に爆破の専門家を読んで会議を重ね1ヶ月ほどの準備が必要だった。

2011年10月23日、アクションシーンの撮影中、ジャッキーが乗ったフレームのワイヤーが切断され腰(背中、脇腹)を強打。焦って起こそうとするスタッフをジャッキーは制し3分間ほど動けなかったという。本編NG集ではその様子のほんの一部が冒頭に挿入されている。

無人島の巨大セット

年明けの台湾ロケの後は再び北京へ戻り、中盤の無人島のシーンに使う5,000平方メートルの大型スタジオセットが組まれ、台湾での原生林ロケと組み合わせて劇中に使われた。原生林ロケの過酷な環境によって急遽作られたものか、当初からの予定だったかは不明。ジャッキーとは30年来の付き合いであった美術監督オリバー・ウォン(黄銳民)の最後の仕事となった。

【撮影期間】
【前期】2011年8月29日~12月29日(4か月)
【後期】2012年1月下旬~3月頃(約1.5~2か月)
【主に撮影されたシーン】
ココのオフィスほか
グライダー(庭園脱出後の車道シーン)
贋作製造工場
【後期】無人島(一部は台湾ロケ)
【ロケ地】
中国電影集団スタジオ(中影数字制作基地) ▼HP


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『ライジング・ドラゴン』2011年10月23日のアクシデント

『ライジング・ドラゴン』メイキング動画【工場】

『ライジング・ドラゴン』メイキング動画【無人島】

【台湾】製作ノート 5

製作ノート 5【台湾】

感慨深い約20年ぶりの台湾ロケ

ジャッキーが台湾でロケを行うのは、93年の『新ポリス・ストーリー』以来、実に約20年ぶりのこと。

台湾出身である奥様のジョアン・リンさんが、北京に引き続きロケ現場を訪れ、スタッフとおしゃべりしたり、ジャッキーと一緒にランチタイムを過ごすなど楽しいムード作りに貢献した。

壮大なジャングルの雰囲気を出すため、ジャッキーは鸾山部落の原生林を選んだが、厳寒の中での撮影、またもの凄く地面が滑るため危険で、少しでも雨が降ったら動かずにじっと待つしかなかった。しかも、撮影に使う機材などは全て人力で運搬しなければならないなど過酷な環境でのロケとなった。

一方、海上や岸部での撮影は、ヨットや税関職員、警察などの協力などを経て、撮影は順調に進んだが、ジャッキー含め主要キャスト全員が太平洋上で揃って船酔いしてしまった。ちなみにオオトカゲのシーンは当初は無かったが、現地でそれを気に入ったジャッキーがカメオ出演させたらしい。

【撮影期間】
2012年1月4日~'2012年1月20日(17日間)
【主に撮影されたシーン】
船やジェットスキーのシーン
島上陸時の浜辺シーン(テント、オオトカゲなど)
ジャングルのシーン(北京のセットでの撮影と併用)
島からの脱出で海に落ちるシーン
【ロケ地】
金樽漁港(台東県東河郷)
高雄港近辺
鸾山部落、原生林
【その他】
馬利諾廚房:ロケ中にジャッキー達が立ち寄った店


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『ライジング・ドラゴン』メイキング【台湾編】

【香港・メルボルン】製作ノート 6

製作ノート 6【香港・メルボルン】

香港

撮影もいよいよ終盤。この頃には、それまでのシーンの編集作業なども同時進行で行っていたため、作品として大半が出来上がっている状態に。

潜水のシーンは屋外に設置されたプールで行われたが、あまりの寒さにトイレが近くなってしまったという。その潜水シーンで、クォン・サンウ、リヤオ・ファンの出演シーンは全て終了、クランクアップとなった。

【撮影期間】
2012年3月19~24日(6日間)
【主に撮影されたシーン】
サンウのヘリのシーン
ジョナサン・リー(李宗盛)出演シーン(一部)
ジャッキーやサンウの潜水シーン
【ロケ地】
香港・清水湾

メルボルン

詳細な情報はありませんが、エンディングクレジットでも撮影してることが確認できるので、おそらくはスカイダイビング(空中格闘ではない方)のシーンを撮影したと思われます。

【撮影期間】
2012年4月前半(半月)
【主に撮影されたシーン】
スカイダイビングのシーン(推定)
【ロケ地】
オーストラリア・メルボルン

上海

実際には撮影は行われなかったが、セットまで組んでいたらしい。一体どんなシーンを撮ろうとしていたのか気になります。


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【バヌアツ】製作ノート 7

製作ノート 7【バヌアツ】

タンナ島でもジャッキーは大人気!

火山が噴火している状態で撮影したかったジャッキーはそのために、2か月待ったとか。やはりトム・クルーズの『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』をかなり意識してるようなコメントも出していました。ちなみに、2006~2007年頃に本作の製作が本格化してきた頃には、当時公開された『ミッション:インポッシブル3』を意識していたとか…いつの間にか『インディ・ジョーンズ』ではなく、こちらの方にシフトしていますね(笑)。

バヌアツへ行くためには5時間かけてグアムまで行き給油、そこから6時間ほどでポートビラに。現地の空港でさらに2時間待ち、プロペラ機に乗って滞在するタンナ島にやっと到着。WIFIも繋がらないタンナ島の多くの住人がジャッキーのことを知っていて、ジャッキー自身驚いたという。島に到着した時には市長を含む1000人以上からの手厚い歓迎を受けた。

撮影には小型ラジコンヘリが使用され、撮影自体は3日間に渡って行われたが、数日間にわたる雨で状態の悪い道を撮影現場まで毎日通らなければならなかった。また、作品内での効果のため自ら噴火口を撮影。実際の噴火にも立ち会った。

撮影中、ジャッキーは跳ね板によって900ポンドの力で飛ばされるシーンで肩を負傷(以前の怪我で現在はボルトが2本入っている)。ちなみに、ジャッキーの着ているスーツは飛行用のもので、プラスチックのような特殊な成分でできている。大気中には、火山のチリである砂鉄が常に舞っている中での撮影だったためとか。

【撮影期間】
2012年4月18~22日
(5日間)
【主に撮影されたシーン】
火山のシーン
(ダイビングは除く)
【ロケ地】
バヌアツ・タンナ島
:Vanuatu Tanna
ヤスール山
:Mount Yasur/Yasur Volcano


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『ライジング・ドラゴン』メイキング【火山編】

【ラトビア】製作ノート 8

製作ノート 8【ラトビア】

いよいよラスト!最後の最後に大苦労

ジャッキーは上海万博のラトビア館にあったボディ・フライトを見て、映画に使う事を思いついた。周囲はブルーバックでワイヤー撮影しようと提案したが、それではリアルな浮遊感は出ないとジャッキーが拒否。実際にラトビア共和国まで行き撮影することに。

垂直風洞(エアロディウム)の風速は時速200キロメートルに達し、本編ではわずか数分のこのシーンに100万ドルの費用がかけられた。

撮影前にはスカイダイビングの訓練をみっちり受けたジャッキー。毎朝6時に起床するも当時の気温は朝0度近く、朝食の準備が行われている間も、なんらかのトラブルが発生して飛ばなくても良くならないかと願っていたほどキツかったらしい。特に強風による頭痛に悩まされたそう。

これでようやく約11か月に及んだ『ライジング・ドラゴン』の撮影の全てが終了。翌月にはアフレコ作業をし、編集作業を終え秋口にいよいよ完成となります。

【撮影期間】
'2012年4月23日~5月8日(16日間)
【主に撮影されたシーン】
空中での格闘シーン
【ロケ地】
ラトビア共和国
エルガワ(イェルガヴァ)町
:Jelgava Latvia
風洞→エアロディウム:Aerodium

【ロケ地訪問の注意点】
このような風洞施設は複数あるみたいですが、ジャッキーが撮影に使ったのはエルガワ(イェルガヴァ)の施設(場所は地図参照)で、一般には解放されてなさそうです。ただ、そこから約50キロほど行ったところにあるエアロディウム(▼HP▼)では一般人でも20分ほどのレッスンを受けて体験可能だとか。必要なもののレンタル代を含めて2分間のフライトで15ラッツ(1ラッツ約185円なので、2,800円ほどになります。


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『ライジング・ドラゴン』メイキング【ラトビア編】

『ライジング・ドラゴン』ラトビアでのファンサービス



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