昨年の12月に同じくパラマウントよりDVDがリリースされた2作品ですが、2005年6月も発売のユニバーサル版と同内容だったため、実質、6年半ぶりのソフト化でBlu-rayとして初のリリース。
前回のユニバーサルの時もツインパックとして2作品のセット(5,000セット限定生産)も半月遅れで発売されましたが、今回も単品Blu-rayと同時に2枚セット(3,000セット限定生産)のBOXも発売となります。
ともに待望の日本語吹替えが収録され、特典映像として日本公開復刻版・日本版劇場予告篇も収録されているという。
メイキングなどの新規特典がつかないので少し迷いましたが、やはり日本語吹替え欲しさに購入しましたが、果たして。。。
※本記事は作品自体の内容に関するレビューではありません。製品自体の画質や収録コンテンツなどが中心となっています。各作品自体の内容については、それぞれの作品ページをご覧ください。
2011/11/11発売 『サンダーアーム/龍兄虎弟 x プロジェクト・イーグル』 Blu-ray Set
『プロジェクトA』のBlu-rayセットとは違い、こちらは残念ながらセット限定の特典はなし。う~ん、残念!!!
強いてあげるならば、アウターケースぐらいでしょうか。
どのみち、2本とも買おうと思ったので良かったんですが、限定3,000セットかぁ・・・2005年の時は5,000セットだったんですが、なんかちょっとさびしい気がしますねぇ。
Blu-ray BOX 限定アウターケース
最下段は2005年発売のDVDツイン・パックのものです。(画像をクリックすると拡大されます。)
このアウターケースのデザインもなかなか気に入ってます。
今回は『プロA』のセットが赤、この『サンダー×プロイー』が黄、『スパルタン×サイクロン』が緑、前回の『ポリス』が一応青というイメージで、こういうことされるとより集めたくなってしまう・・・
『サンダーアーム/龍兄虎弟 x プロジェクト・イーグル』 Blu-ray 総評
あくまでアマゾン前提の話になりますが、12月2日現在の価格で比較すると、単品2つ購入で4,370円、セット購入も4,370円(定価は5,960円)と同額。
なので、両方ともamazonで買おうと思っているならセットの方が良いですよね。
とはいうものの、何でも良いからセット限定の特典は無かったんでしょうか。
前回のツインパックにも特典が無かったことを考えると、この2作品についてはもう出せるものは無いのかなぁ。残念。残念。
余談ですが、2005年発売のユニバーサル版(中古)はamazonで『サンダーアーム』が680円、『プロジェクト・イーグル』が1,070円。で、2本セットのツイン・パックが880円!な、なぜ!!
商品名 | 超私的評価 |
---|---|
『サンダーアーム/龍兄虎弟 x プロジェクト・イーグル』 Blu-ray Set | 超私的評価=7 |
2011/11/11発売 『サンダーアーム/龍兄虎弟』 単品Blu-ray
まず、『サンダーアーム/龍兄虎弟』のBlu-rayですが、2005年6月末にユニバーサルからデジタルリマスターDVDが発売。その後、2010年12月に同内容の廉価版がパラマウントより発売されています。
そして今回、初のブルーレイ化で、ウリは日本公開復刻版本編(英語音声収録)と日本公開版予告編、そしてビデオを含めDVDにも未収録だった日本語吹替えが初収録されています。
さっそく内容を順にみていきます。
※ちなみに私は前回のパラマウント版DVDの購入は見送っていますので、基本的に比較対象はユニバーサル版のDVDということになります。
■作品自体の情報は、『サンダーアーム 龍兄虎弟(1986)』をご覧ください。
『サンダーアーム/龍兄虎弟』 Blu-ray リバーシブルジャケット
2枚目(裏面)のチラシバージョンがイケてます。個人的にこちらの方が嬉しい。
最下段は参考までにユニバーサル版DVDのジャケット画像です。(画像をクリックすると拡大されます。)
ユニバーサル版との比較表
① 日本語吹替え完全収録
いままでテレビ放映のみだった日本語吹替えが新規録音で収録されています。
最近まで字幕派で、最近吹替えに目覚めた私にとってはまさにグッドタイミング!
テレビ放映時(フジテレビ版、テレビ朝日版ともに別)とは、石丸さん以外の吹替え声優が違いますが、私は全く覚えていないので問題なし!
② 音質や画質について
例のごとく、コメントできず。。。違うのはわかるんですけどねぇ説明できないんですよ。ただ言えるのは私レベルでもわかるような劇的な変化は無いってことです。(もうこの項目やめようかな・・・)
③ 予告篇
DVDに収録の『バトルクリーク』、『ヤンマス』、『怒りの鉄拳』の予告篇はブルーレイには未収録。
今回は日本版劇場予告篇に加え、海外版予告編なるものが追加されていました。タイトルが『Mister Dynamite』になっていたので、おそらくフランス版でしょうか。(BGMはローレライ英語バージョンです)
④ グッズフォトギャラリー
新規収録特典で、チラシ表裏、海外版DVD、国内版DVD、雑誌、写真集、テレカ、ビデオ、LDなどの画像がスライドショーでローレライ(広東語)をBGMに約1分半流れていきます。
ちょっと物足りないかな・・・
⑤ 特典映像『ジャッキー・チェン コメディスペシャル』
これは、DVDにも収録されていたのでここで書くことでは無いんですが、どうしても言わせてほしい。
なんじゃこりゃ!!!
国内ではDVD未発売の『シティハンター』の映像が多めだからといっても。。。今回、再び見直して、前回観たときと同じ気持ちになりましたよ。。。
⑥ 日本公開復刻版本編
気を取り直して次に。
今回は、結構需要があるみたいな英語版と日本語版が収録されています。
この英語版の需要って、映画の世界観に合うってことなんでしょうか?
私はどうしてもジャッキーの英語吹替えってダメなんですよね~。(フランスやドイツはなお無理)
未だにジャッキーのイメージに合う声って聞いたことが無い。
海外版にはジャッキー・チェン本人の声による英語版が存在するらしいので、それだったら最高だったんだけど・・・
本作品の広東語吹替はなんだかジャッキー自身の声に近い感じがして、そこまで違和感は感じないです。
で、復刻版の画質は、『プロジェクトA』あたりは復刻版も結構良かった気がしますが、本作はかなり粗く感じたなぁ。(特にエンドロールは)
これからラストのエンドロール(NG集)の比較をしますが、タイトルとラスト以外に違いがあるのか私にはわかりませんでした。。。
比較項目 | 本編(日本語音声) | 本編(広東語音声) | 復刻版(日本語音声) | 復刻版(英語音声) |
---|---|---|---|---|
時間 | 3分42秒 | 2分57秒 | ||
BGM | 『ローレライ』 (英語版) 歌:アラン・タム 歌詞字幕なし | 『ローレライ』 (広東語版) 歌:アラン・タム 歌詞字幕あり | 『ローレライ』 (英語版) 歌:アラン・タム 歌詞字幕なし | |
シーン数 | 39シーン | 44シーン | ||
特有のシーン | 下記の2シーンは本編のみ収録
| 下記の6シーンは復刻版のみ収録
| ||
内容が違うシーン | 下記シーンが復刻版よりも長いバージョンになっている
| 下記シーンが本編よりも短いバージョンになっている(*たぶん他にも短くなっているのがありそうです)
| ||
ジャッキー落下し 大ケガのシーン のBGMとサイレン | ・BGMが止まり無音からサイレン ・次のシーンからBGM復活 | ・サイレンなし ・BGMは流れ続ける | ・BGMが止まり無音からサイレン ・BGMが無くサイレンのまま次のシーンへ、10シーンほど後にやっとBGM復活 | ・BGMが止まり無音からサイレン ・次のシーンからBGM復活 |
BGMやサイレン、NGシーンなどそれぞれ結構な違いがあります。
エンドロールのシーン数は復刻版の方が多いですが、収録時間は本編の方が45秒ほど長くなっています。
残念ながらフジテレビ版での主題歌、ジャッキー・チェンが歌う『Flight of the Dragon』は未収録でした。(これが良かった)
ちょっと脱線しますが、ついでなのでここで紹介。
このジャッキーの『Flight of the Dragon』は『ローレライ』同様に、英語バージョンと広東語バージョン(再越新高峯)があり、フジテレビ版や欧米での公開時にはこの英語バージョンが使用されました。
香港での再公開時には広東語バージョンが使われたようです。
さらにややこしいことにこの曲には別アレンジバージョンの『再闖新高峰』という曲も存在します。
今回は未収録だった『Flight of the Dragon』版エンディングの映像もありますので良ければどうぞ~♪
再生時間 5:27
ドイツ版ED(『Flight of the Dragon』)
再生時間 5:48
再生時間 2:32
再生時間 3:26
再生時間 4:13
再生時間 4:09
『サンダーアーム/龍兄虎弟』 Blu-ray 総評
かなり評価は難しいですね~。特典映像好きの私としてはかなり物足りないのですが、復刻版のエンディング(ジャッキー版未収録はマイナス)と、何と言っても日本語吹替えのソフト初収録というところで、この点数を。(甘いかな?)
この作品のメイキング映像とかって存在しないのかな~。海外版とかに詳しい人知りませんでしょうか。。。
余談ですが、私はこの作品の事故前のジャッキーの髪型(短髪ね)がスゴイ好きなんです。初めて見たときおぉーっと思ったですが、色々と残念です。短髪での本編が観たかったなぁ~。
商品名 | 超私的評価 |
---|---|
『サンダーアーム/龍兄虎弟』 Blu-ray | 超私的評価=8 |
2011/11/11発売 『プロジェクト・イーグル』 単品Blu-ray
『プロジェクト・イーグル』の単品Blu-ray。この作品は2005年6月にユニバーサルから日本語吹替え未収録のデジタルリマスターDVDが発売。その後、2010年12月に同内容の廉価版がパラマウントより発売されています。
こちらも初のブルーレイ。ウリはこれまでDVDには未収録だった日本語吹替版の収録と他の作品同様、日本公開復刻版本編・予告編などを収録した特典映像。
※こちらも前回のパラマウント版DVDの購入は見送っていますので、基本的に比較対象はユニバーサル版のDVDということになります。
『プロジェクト・イーグル』 Blu-ray リバーシブルジャケット
こちらもリバーシブルジャケット。個人的にはユニバーサル版の方が好み。(なんかこちらの画は飽きてしまって・・・)
最下段は参考までにユニバーサル版DVDのジャケット画像です。(画像をクリックすると拡大されます。)
ユニバーサル版との比較表
① 日本語吹替え完全収録
これまでのDVDでは未収録だった日本語吹替えですが、今回はビデオ版の吹替音声を使っているようです。そのため、日本語音声はモノラルになっています。
広東語音声が7.1chと高音質のため、なおさらこの日本語音声は良くないとamazonのレビューでは言われているようですが、私はさきほども書きましたがどうしてもジャッキーの英語吹替え(もちろん本人の声ならOK)がどうしても生理的に受け付けられないんです。。。
なので私は今後も日本語吹替えで鑑賞するでしょう。(音質が気にならない自分で良かった。。。)
ちなみに、この作品の日本語吹替えは今回収録されたビデオ版のほかにも、フジテレビ版、テレビ朝日版が存在するようですね。
② 音質や画質について
画質は素晴らしいとamazonのレビューに書いてありました。(汗)
でも確かに色合いなんかは私でも良くなったと感じますが、何せ画質音痴(?)なもので。。。音質も先ほど書いたように広東語音声は素晴らしいとのことです。(汗汗)
③ 予告篇
DVDに収録の『五福星』と『ヤンマス』、『ドラゴンへの道』の予告篇はブルーレイには未収録です。
こちらも『サンダーアーム』同様、日本版劇場予告篇と海外版予告篇が収録されています。
でも、この日本劇場予告版、ナレーションなしでヤケにあっさりしてるんだよな~、私は個人的に日本版のナレーションが好きなのだ。残念。
④ グッズフォトギャラリー
新規収録。DVD、チラシ、LD、テレカって12枚かいっ!少なっ!! あっという間にスライドショーは終了するので注意。
なんだか急にヤル気が感じられなくなってきたぞ・・・(私自身も疲れが・・・)
⑤ 特典映像『ジャッキー・チェン アクションスペシャル』
またまた、「ちょっとひとこと言わせて!」のコーナーです(笑)。
これはDVDにも収録されていましたので、いまさらなんですが。。。
『サンダーアーム』のコメディスペシャルといい、なんとも意味が分からん。
いや、もしかしたら私だけなのかもしれないが、いろんな作品のアクションシーン(しかもカット割りが超短!)を次から次へと流されてもなぁ~。
アクションをじっくり堪能することもできず、これといって貴重映像でもなく、、
その効果を強いてあげるならば、『シティーハンター』を久々に観よう思わせてくれるぐらいかな。。。
⑥ 日本公開復刻版本編
こちらは、劇場公開版ではなくビデオ版のようです。(実際の劇場版は10分ほど長いようです。)
ラストのエンドロールも本編と変わりません。
画質はまあまあ、復刻版にしては良い方かな。
おそらく劇場公開からビデオ版でカットされたシーン(偽物地図、踊り子のシーンなど)を期待されたかたも多いようですが、今回はダメだったようです。
私自身はそこまで劇場版に対する思い入れが無いんですが、ほとんど変わらないこの復刻版を本編より悪い画質で見ることに意味を見いだせず。(他にも違いがあるのだろうか・・・)
『プロジェクト・イーグル』 Blu-ray 総評
なんとも、愚痴の多いレビューになってしまってすみません。
ただ、もともと日本語吹替が目当てだったので、購入自体は後悔はしていません。
まぁ、要望を言い出したらキリが無いんですけどね。
でも、ここは他の商品との差別化を図る意味でも、日本語吹替えのみの評価ってことで辛口で採点しました。
商品名 | 超私的評価 |
---|---|
『プロジェクト・イーグル』 Blu-ray | 超私的評価=6 |
ひとまずこれで11月発売分が終了。。。ふぅ。。。結局、発売から1か月もたってしまった・・・
次は12月9日。次回こそ早めにレビューしたいと思ってます~。
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ブルーレイのサンダーアームを購入したが画質面では非常にがっかりさせられた。ブルーレイで販売する意味ないじゃん!同作品のもっと以前に公開された古い映画でもブルーレイ化によりすごく画質が綺麗に蘇っているのに、このサンダーアームときたら「なんじゃ、こりゃ!」やで。期待もって買って損した。わざわざBDで出す意味あんの?香港映画は二度と買わん。
アキヒロさんこんばんわ。
確かに画質を期待して買われた方は残念だったかもしれませんね。
私もポリスストーリーで懲りたので、画質のみを期待しての購入は、
しないことの方が多いです。。。