郭振鋒／フィリップ・コク【スター名鑑】

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プロフィール

【名前】: 郭振鋒／郭振锋; 郭追（改名前）; 陳舉陸（本名）／陈举陆; フィリップ・コク; フィリップ・クォック; クオ・チャオ; Philip Kwok; Kuo Chue; Chun-Fung
【出身】: 台湾
【生年月日】: 1951年10月21日
【年齢】: 61歳（2013年7月現在）
【主な職業】: 俳優、武術指導

70年代から現在に至るまで活躍している俳優・武術指導家。

日本人の父を持ち、幼い頃から京劇学校で北派武術を習得。70年代半ばにスタントマンとして映画界入りをすると、巨匠・張徹（チャン・チェ）監督に認められて多くの作品で起用されるようになる。

張徹監督の『五毒拳』で俳優としても一気に人気が急上昇。江生（ジャン・シェン）、鹿峰（ルー・フェン）、羅莽（ロー・モン）、孫建（サン・ジェン）とともに通称「五毒」メンバーとして、ショウ・ブラザースで数多くの作品に出演。武術指導家としても劉家良（ラウ・カーリョン）、唐佳（タン・ツァ）という有能な武術指導家2人を失っていた張徹監督を支えた。

その後、一時は低迷し活動の場を台湾やTV業界へと移すが、地道な活動が功を奏し、90年代後半からハリウッド、フランス、日本でもアクション監督を務めるなど国際的な評価を獲得している。

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略歴

1951年～: 日本人の父と台湾人の母から生まれる。; 京劇学校へ通い、10代から舞台に立つ。; 幼少時から、その活き活きとした陽気な性格で「可愛い」という意味の「古錐」と呼ばれ親しまれる。
1975年: スタントマンになり、『八國聯軍』に参加した時、張徹（チャン・チェ）監督に見いだされ、「長弓電影公司」と契約。「古錐」とほぼ同じ発音である「郭追」という芸名を張徹は付け、『馬哥波羅（カンフー東方見聞録）』等に出演する。
1976年: 劉家良（ラウ・カーリョン）、唐佳（タン・ツァ）と喧嘩別れし、有能な2人の武術指導家を失っていた張徹監督作品は低迷。そのため長弓電影公司は閉鎖に。そこで郭追は張徹監督とともに香港へ渡り、ショウ・ブラザースと契約する。
1978年: 張徹は北派武術の郭追、江生（ジャン・シェン）、鹿峰（ルー・フェン）、蟷螂拳の羅莽（ロー・モン）、テコンドーの孫建（サン・ジェン）の5人を主役にした『五毒（五毒拳）』を発表。若さあふれる演技と、斬新なアクロバット・クンフーが注目を浴び、5人は「五毒」として人気俳優となり、数多くの作品へ出演することになった。
1979年: 俳優としてだけではなく、「五毒」メンバーとともに多くの作品で武術指導を担当することに。
1981年: 台湾に渡り、鹿峰、江生らと映画会社を設立。日本から倉田保昭を招き、『術士神傳（忍者外伝倭寇掃討作戦）』で初監督。（2013年現在、唯一の監督作品。）しかし、製作費の不足やスタッフ間のトラブルなどが続発、ギャラの未払い問題なども発生。新会社はわずか1年で閉鎖となった。
1980年代半ば～: ふたたび香港へと戻り、ショウ・ブラザースと再契約するも低迷。芸名を郭振鋒に改名し、活動の場をTVドラマへと移し武術指導家として再出発することに。数多くの索引を担当する。
1987年: 程小東（チン・シウトン）の『倩女幽魂　（チャイニーズ・ゴースト・ストーリー）』で武術指導を担当、香港電影金像奨で最優秀アクション設計賞にノミネートされる。
1990年代: 活動の場を再度映画界に戻し、多くの作品で武術指導を務めるほか、90年代半ばまでは俳優としても活躍。
1991年: 武術指導を務めた、吳宇森（ジョン・ウー）監督、周潤發（チョウ・ユンファ）主演の『縱橫四海（狼たちの絆）』が興行収入ランキング4位のヒットを記録。
1997年: 楊紫瓊（ミシェル・ヨー）がボンドガールとして出演した『Tomorrow Never Dies（007 トゥモロー・ネバー・ダイ）』に武術指導として招かれ、ハリウッドデビューを果たす。
2001年: 今度はフランスで『Le pacte des loups（ジェヴォーダンの獣）』で武術指導を担当。
2002年: フランスの『SAMURAI（SAMURAI）』、日本の『黃龍（黄龍イエロードラゴン）』に参加。国際的にアクション監督としての知名度を向上させる。
2013年: 5年ぶりに武術指導として『笑功震武林』に参加。